抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
群馬県内の利根川と水田,および降雨の水質調査を行い,灌漑期の利根大堰の無機態窒素濃度変動に及ぼす原因について検討した。水質分析の結果から,無機態窒素濃度は灌漑期(7月~9月)において冬季と比べて低い値であった。また,水田を通過することで農業用水の無機態窒素濃度が低下することが確認できた。また,水質分析の結果と降雨を含む流入量の計測から,調査対象の水田における無機態窒素除去量を算出したところ,8月で13.8mg/m
2/日,9月で5.4mg/m
2/日と推定された。8月の除去量は9月よりも3倍近く大きな値となることが考えられた。算出した無機態窒素除去量を用い,群馬県内の水田が利根大堰を流下する無機態窒素の約0.05~0.34%であるが除去している可能性が考えられ,少なからず影響を与えている可能性が示唆された。