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J-GLOBAL ID：201302212937179300   整理番号：13A1771053

密度汎関数理論計算を用いた粉末X線構造解析

Powder X-Ray Structure Analysis with Density Functional Theory Calculations

著者 (5件)： 藤久裕司 (産業技術総合研究所 計測フロンティア研究部門) ,  浜谷望 (お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科) ,  山脇浩 (産業技術総合研究所 計測フロンティア研究部門) ,  竹谷敏 (産業技術総合研究所 計測フロンティア研究部門) ,  後藤義人 (産業技術総合研究所 計測フロンティア研究部門)
資料名： 高圧力の科学と技術  (Review of High Pressure Science and Technology)
巻： 23  号： 2  ページ： 133-140 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： L1386A  ISSN： 0917-639X  CODEN： KKGIE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高圧下では結晶が割れてしまう危険性があり,単結晶X線回折よりは粉末X線回折が推奨されるが,粉末X線回折では結晶方位情報が失われる。この問題を解決するために,著者らは密度汎関数計算を結晶構造解析のツールとして活用することを試み,粉末X線回折と密度汎関数計算の組合せを提唱した。この組合せによって,精密な構造モデルの構築のみでなく,高温でのダイナミクス,高圧での相転移機構解明など多くの物性研究を展開することができた,本稿ではその有効性を高性能軍用爆薬RDX,次世代燃料電池の電解質材料として有望視されている0次元水素結合結晶Rb₃H(SO₄)₂などの研究例を紹介した。

シソーラス用語： *X線回折 ,  結晶構造 ,  X線構造解析 ,  *密度汎関数法 ,  *結晶構造解析 ,  高温 ,  *高圧 ,  *相転移 ,  爆薬 ,  燃料電池 ,  固体電解質 ,  水素結合
準シソーラス用語： 圧力誘起相転移 ,  *粉末X線回折

分類 (3件)： 結晶学一般  (BK05010Z) ,  固相転移  (BL04020G) ,  X線回折法  (BK01020I)

引用文献 (37件)：

• [1] O. Shimomura, K. Takemura, H. Fujihisa, Y. Fujii, Y. Ohishi, T. Kikegawa, Y. Amemiya, T. Matsushita: Rev. Sci. Instrum., 63, 967 (1992).
• [2] 藤久裕司,青木勝敏:高圧力の科学と技術,8, 4 (1998).
• [3] 藤久裕司:高圧力の科学と技術,9, 65 (1998).
• [4] 藤久裕司:高圧力の科学と技術,15, 29 (2005).
• [5] 藤久裕司:産総研知財管理番号H22PRO-1100.

タイトルに関連する用語 (3件)： 密度汎関数理論計算 ,  粉末 ,  X線構造解析