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J-GLOBAL ID：201302213204125927   整理番号：13A0729188

農地への有機物由来炭素投入量の推定と農地土壌炭素蓄積量のモデリング

著者 (1件)： 古賀伸久 (農水省 農林水産技術会議)
資料名： 土壌の物理性  (Journal of the Japanese Society of Soil Physics)
号： 123  ページ： 89-92  発行年： 2013年03月20日 
JST資料番号： F0616A  ISSN： 0387-6012  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： モデルによる農地の土壌炭素蓄積量の広域評価には,作物の種類や品種,栽培時の土壌や気象などの環境条件,小麦の例のようにわらを刈り取る高さなどの現場の状況を反映させた作物残さ由来の炭素投入量のデータが必要である。今のところ高解像度とはいかないが,植物のアロメトリーの関係を用いて,作物残由来の残さ投入量を市町村単位で求めることができた。今後は,農協や普及センターが管理するほ場単位での情報などより空間解像度の高い情報を活用すれば,ほ場単位での作物残さ由来炭素投入量の推定や土壌炭素蓄積量の予測が可能になるだろう。また,土壌炭素蓄積量の増減に対しては,作物残さの持ち出しによる影響が大きいことを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： モデリング ,  *炭素 ,  炭素循環 ,  土壌有機物 ,  有機炭素 ,  土壌改良剤 ,  土壌化学特性 ,  施肥 ,  *作物残渣 ,  緑肥 ,  堆肥 ,  シミュレーション ,  *畑地土 ,  アロメトリー ,  *土壌炭素 ,  炭素蓄積
準シソーラス用語： RothC ,  牛糞堆肥 ,  炭素貯留 ,  炭素動態 ,  農地管理

分類 (2件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  土壌化学  (FB04040C)

引用文献 (8件)：

• Coleman, K., Jenkinson, D. S., Crocker, G. J., Grace, P. R., Klír, J., Körschens, M., Poulton, P. R. and Richter, D. D. (1997) : Simulating trends in soil organic carbon in long-term experiments using RothC-26.3. Geoderma, 81 : 29-44.
• 北海道十勝総合振興局 (2011) : 2011十勝の農業. http://www.tokachi.pref.hokkaido.lg,jp/ss/num/2011_tokachi_no_nougyou.htm (2013.1.27)
• 北海道立中央農業試験場 (1993) : 地力保全基本調査による北海道の耕地土壌図. http://www.agri.hro.or.jp/chuo/kankyou/soilmap/html/map_index.htm (2013.1.27)
• 古賀伸久 (2007) : 農地管理法の違いと土壌炭素. 土壌の物理性, 105 : 5-14.
• Koga, N., Smith, P., Yeluripati, J. B., Shirato, Y., Kimura, S. D and Nemoto, M. (2011) : Estimating net primary production and annual plant carbon inputs, and modelling future changes in soil carbon stocks in arable farmlands of northern Japan. Agriculture, Ecosystems and Environment, 144 : 51-60.

タイトルに関連する用語 (8件)： 農地 ,  有機物 ,  炭素 ,  投入量 ,  推定 ,  土壌炭素 ,  蓄積量 ,  モデリング