抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,ファイルシステム内に格納されているデータ量の急速な増大に伴い,膨大な数のファイルの中から,必要な情報を探し出すことは困難である。これまで,全文検索によるデスクトップ検索は主なアプローチとして用いられてきたが,検索キーワードを含まないファイルが検索できない。そこで我々は全文検索によるファイル検索の結果を改善するために,個々のファイルがもつ情報に加え,関連ファイル群間の相関関係を利用する手法を提案する。ファイル間関係の抽出においては,ユーザの操作を記録したファイルアクセスログを使用している。本研究はまず,同一作業に関連するファイルは頻繁に近い時間に使用される傾向があることから,このようなファイル集合を「タスク」として抽出する。続いてファイル間の改名・移動・コピー(RMC)操作を考慮し,タスク間関連度を数値化する。プロトタイプシステムによる被験者実験により,抽出したタスクとタスク間関連度を取り入れることで,ファイル検索の結果が大きく改善されたことを確認する。(著者抄録)