抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文で対象とする小型現像機などの機器では,新モデルの投入により旧モデルの出荷数が減少しても,旧モデルを使い続ける消費者に対して,メンテナンス用の部品であるスペアパーツを供給する必要がある。しかし,特に製品を間接的に供給している企業では,旧モデルの製品寿命や稼働台数の把握は困難であり,スペアパーツの適切な供給や在庫保有に苦慮している企業は少なくない。本論文は製品とスペアパーツの出荷数データを用いて,製品の稼働台数,部品ごとの注文数,供給物流上の在庫に関する分析を試みた。それらを通して,稼働台数と注文数の推定方法,そしてそれらに基づいた在庫保有の方針について考察した。分析と考察の結果,製品の出荷数に基づいた稼働台数の基本的な推定方法を提示した。また,推定した稼働台数に基づいた部品ごとの注文数の推定方法を提示し,部品の注文傾向に基づいた分類とそれぞれの在庫保有の方針を提示した。さらに,実データを用いてそれらの有効性を考察した。(著者抄録)