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J-GLOBAL ID：201302217933839935   整理番号：13A1565696

被災地で発生した廃木材中塩素の高精度分析法の確立

著者 (5件)： 安藤恵理 (東京都産業技術研究セ) ,  田熊保彦 (東京都産業技術研究セ) ,  杉森博和 (東京都産業技術研究セ) ,  荒川豊 (東京都産業技術研究セ) ,  瓦田研介 (東京都産業技術研究セ)
資料名： 東京都立産業技術研究センター研究報告  (Bulletin of Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute)
号： 8  ページ： 130-131  発行年： 2013年09月20日 
JST資料番号： S0759C  ISSN： 1881-8676  CODEN： KHCDBB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東日本大震災で発生した廃木材の再利用については,海水浸漬に伴う塩素濃度を把握するため,除塩処理現場で分析が行われる。ここでは,燃焼-イオンクロマトグラフ法の燃焼分解条件を最適化することで,既存法より容易かつ高精度な廃木材の全塩素分析の新規法の確立を目指すとともに,現地で採取した廃木材の全塩素分析を行い,塩素汚染の現状を調査した。予備実験として塩化ナトリウムの燃焼分析を行い,検討した燃焼分解条件の木材への適用可能性を評価した。その結果,燃焼温度を1000°Cに上昇させ,助燃剤として酸化タングステンを添加することで,既存法よりも良好な塩素回収率を得ることができ,さらに,確立した分析法では,前処理を約半分の時間と工程で行うことが可能となった。結果から,既存法よりも良好な塩素回収率が得られ,かつ簡易で迅速な塩素分析法を確立した。

シソーラス用語： 震災 ,  *地区 ,  *廃材 ,  *塩素 ,  研究開発 ,  脱塩 ,  イオンクロマトグラフィー ,  酸化タングステン
準シソーラス用語： イオンクロマトグラフ法 ,  除塩 ,  東日本大震災 ,  *廃木材 ,  *被災地 ,  分析法開発

分類 (2件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  研究開発  (FA01030T)

引用文献 (2件)：

• 国立環境研究所震災対応ネットワーク:塩分を含んだ廃棄物の処理方法について(第二報)(2011)
• NPO法人 全国木材資源リサイクル協会連合会:東日本大震災における災害木くず運用の提案(2011)

タイトルに関連する用語 (4件)： 被災地 ,  廃木材 ,  塩素 ,  分析法