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J-GLOBAL ID：201302218838532268   整理番号：13A1753839

日本の浄水システムにおける微生物関連異臭味問題の近年の傾向

Recent trends in microorganism-related off-flavor problems in drinking water treatment systems in Japan

著者 (7件)： KISHIDA Naohiro (National Inst. Public Health, Saitama, JPN) ,  KONNO Yoshiaki (National Inst. Public Health, Saitama, JPN) ,  NEMOTO Kentaro (Hiroshima Prefectural Government, Hiroshima, JPN) ,  AMITANI Taisuke (Kanagawa Prefectural Government, Kanagawa, JPN) ,  MAKI Akihito (Japan Water Agency, Saitama, JPN) ,  FUJIMOTO Naoshi (Tokyo Univ. Agriculture, Tokyo, JPN) ,  AKIBA Michihiro (National Inst. Public Health, Saitama, JPN)
資料名： Water Science & Technology: Water Supply  (Water Science & Technology: Water Supply)
巻： 13  号： 5  ページ： 1228-1235  発行年： 2013年 
JST資料番号： H0933B  ISSN： 1606-9749  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,微生物関連異臭味問題を全国の142浄水場(WTPs)に対してアンケート調査を行い,近年の傾向を検討した。更に,異臭味問題に悩まれている1浄水場を対象に面接調査を行い,異臭味問題で増大した運転コストや水温の影響を検討した。アンケート調査の結果は,46/145(32%)のWTPsで最近の5年間(2005~2009年)に異臭味問題を抱えていた。異臭味問題は全国的であったが,温暖な南日本で比較的多かった。シアノバクテリアが最も一般的な原因微生物と考えられた。異臭味を除去するのに多くの(76%)のWTPsが粉末活性炭を用いており,これは運転費をかなり増加させ,面接調査によると運転費をほぼ2.9倍に増加させた。また,異臭味の発生には温度が重要な要因であることが示唆された。

シソーラス用語： 藻類 ,  *飲用水 ,  *原水 ,  *オフフレーバー ,  *味 ,  有害生物 ,  水温 ,  運行費 ,  浄水施設 ,  脂環式アルコール ,  *異臭味 ,  *シアノバクテリア門 ,  *植物 ,  *隠花植物 ,  *微生物
準シソーラス用語： *藍藻類 ,  運転コスト

分類 (2件)： 上水道工学・用水処理一般  (SC02010X) ,  湖沼汚濁  (SB02030Q)

物質索引 (2件)： ゲオスミン ,  2-メチルイソボルネオール

タイトルに関連する用語 (6件)： 日本 ,  浄水 ,  微生物 ,  異臭味 ,  問題 ,  傾向