抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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琵琶湖において超音波バイオテレメトリーにより行動を追跡した。ニゴロブナの腹腔内に超音波発信機を埋め込んで,2008年5月7日~6月4日の間に1回1尾を4回に分けて放流し,追跡型超音波受信機を小型船舶に搭載し,信号を受信できる限り追跡を行った。また,個体追跡と同時に湖底上約1mの水温を10秒間隔で計測した。湖内水温については9か所で湖底上約1mで30分間隔の連続測定を行った。加えて,個体が滞在している水深の測定とGISによる解析も行った。その結果,追跡できたのは個体により2日間~10日間であった。放流直後の追跡1日目は放流場所付近に留まったが,翌日には1.0~1.5km離れた場所で確認された。追跡期間中の水温は17.0~21.5°Cであったが,放流個体の経験水温は18~20°Cで,適水温の選択が示唆された。