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J-GLOBAL ID：201302220871682792   整理番号：13A0985176

高温耐性を有する夏秋ギクの黄色新品種‘夏日和’の生育・開花特性

Growth and Flowering Characteristics of Yellow-flowered New Summer-to-autumn-flowering Chrysanthemum Cultivar ‘Natsubiyori’ with High-temperature Tolerance

著者 (7件)： 谷川孝弘 (福岡県農業総合試験場) ,  國武利浩 (福岡県農業総合試験場) ,  松野孝敏 (福岡県農業総合試験場) ,  山田明日香 (福岡県農業総合試験場) ,  巣山拓郎 (福岡県農業総合試験場) ,  中村知佐子 (福岡県農業総合試験場) ,  佐伯一直 (福岡県農業総合試験場)
資料名： 園芸学研究  (Horticultural Research (Japan))
巻： 12  号： 1  ページ： 67-74 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： L4829A  ISSN： 1347-2658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ‘夏日和’は,夏秋ギクの白色系統・精雲96-2を種子親とし,同じ夏秋ギクの白色別系統との交配によって育成された.本品種は,夏季の高温期における出荷で貫生花などの奇形花の発生がなく,電照抑制栽培による6~9月出荷が可能な我が国で初めての黄色品種である.ロゼット性を持つことから,10月下旬~1月上旬にかけて自然低温に遭遇した親株から苗を得ることにより,10月下旬~2月上旬まで15°Cで加温した親株から得られた苗と比較して開花が早まり,切り花長が長くなった.電照打切り後の到花日数が作型により63~78日と比較的長く,開花の適日長が12時間であることから,7~9月出荷ではシェード栽培を行うのがよい.(著者抄録)

シソーラス用語： *キク ,  開花 ,  植物成長 ,  交雑育種 ,  電照栽培
準シソーラス用語： 耐暑性 ,  *夏日和

分類 (1件)： 花き・花木  (FC03044O)

引用文献 (28件)：

• Dowrick, G. J. and A. El-Bayoumi. 1966. The origin of new forms of the garden chrysanthemum. Euphytica 15: 32-38.
• 遠藤元庸・稲田委久子.1992.我が国栽培ギクにおける枝変わりの出現と染色体数の変異について.園学雑.61: 389-398.
• 福田正夫.1996.キク栽培について考える(8)貫生花.施設園芸.38(6): 30-32.
• 伊藤健二・福田正夫・伊藤定男.1996.キク「精雲」における貫生花の発生要因.愛知農総試研報.28: 233-239.
• Kawata, J. 1978. Japanese cultivars and wild species, their useful characteristics for chrysanthemum breeding. The Proceeding of the Eucarpia Meeting on Chrysanthemums, Littlehampton: 33-48.

タイトルに関連する用語 (7件)： 高温耐性 ,  夏 ,  秋ギク ,  黄色 ,  新品種 ,  生育 ,  開花