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J-GLOBAL ID：201302220904501063   整理番号：13A1457546

スギおよびヒノキの磨き丸太の曲げ強度試験

著者 (2件)： 中田欣作 (奈良県森林技術セ) ,  森本定雄 (森床銘木産業)
資料名： 奈良県森林技術センター研究報告  (Bulletin of the Nara Forest Research Institute)
号： 42  ページ： 29-36  発行年： 2013年04月30日 
JST資料番号： Z0704A  ISSN： 1345-9864  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 丸太径級140~220mm,長さ3000~6000mmのスギ磨き丸太32本および丸太径級140~240mm,長さ3000~6000mmのヒノキ磨き丸太32本について,グレーディングマシンでヤング係数を測定するとともに,曲げ試験および縦振動試験を行った。スギおよびヒノキ丸太の曲げヤング係数と縦振動ヤング係数は良好な相関関係を示し,後者の平均値は前者のそれより7~8%高くなった。そこで,縦振動ヤング係数が曲げヤング係数と同等の値になるように両者の実験回帰式を用いて補正ヤング係数を求めた。スギおよびヒノキ丸太では,密度に比例して曲げヤング係数および曲げ強さが高くなった。また,平均直径に比例して曲げヤング係数および曲げ強さが低くなった。縦振動ヤング係数区分毎のスギおよびヒノキ丸太の曲げ強さは,日本農林規格に示された構造用製材の基準強度より高くなった。すべての縦振動ヤング係数区分において,スギおよびヒノキ丸太の曲げ強さの下限値は構造用製材の基準強度より高く,一つ上位の区分の基準強度と同等かそれ以上であった。(著者抄録)

シソーラス用語： *スギ材 ,  木材 ,  Young率 ,  *曲げ強さ ,  縦振動 ,  構造部材 ,  ヒノキ材 ,  丸太 ,  *機械的性質 ,  *強度
準シソーラス用語： 曲げYoung係数

分類 (1件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z)

引用文献 (5件)：

• 1)中田欣作、柳川靖夫:スギ丸太および製材品のヤング係数によるグレーディング、奈良県森技セ研報38、27-34(2009)
• 2)(財)日本住宅木材・技術センター:"構造用木材の強度試験マニュアル"、東京、(財)日本住宅木材・技術センター、2011、p8
• 3)(財)日本建築学会:"木質構造設計基準・同解説"、東京、(財)日本建築学会、2006、p.374
• 4)海本一:スギ、ヒノキ小径丸太の曲げ強度性能、奈良県林試木材加工資料19、1-6(1990)
• 5)工藤修、千葉宗昭、藤原拓哉、細谷俊人:カラマッ丸太およびたいこ挽材の実大曲げ性能(第3報)、林産試験場報8(3)、4-14(1994)

タイトルに関連する用語 (5件)： スギ ,  ヒノキ ,  丸太 ,  曲げ強度 ,  試験