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J-GLOBAL ID：201302221014635352   整理番号：12A1813521

海面処分における投入固体の自由沈降現象の検討-MPSによる解析編-

Analysis of Free-Settling Phenomenon of Reclaimed Solids at Offshore Disposal Site by MPS Method

著者 (9件)： 河原裕徳 (地層科学研) ,  磯部有作 (地層科学研) ,  松本謙二 (日本環境衛セ) ,  大野博之 (日本環境衛セ) ,  登坂博行 (東大) ,  永岡修一 (日本環境衛セ) ,  八村智明 (日本環境衛セ) ,  武馬雅志 (愛知臨海環境整備セ) ,  大嶋真由子 (愛知臨海環境整備セ)
資料名： 応用地質  (Engineering Geology)
巻： 53  号： 5  ページ： 227-234  発行年： 2012年12月10日 
JST資料番号： G0269B  ISSN： 0286-7737  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海面(水面)の廃棄物最終処分場は,埋立区画の底面遮水層として在来地盤の沖積粘土層を利用している場合が多い。遮水層の層厚は,規定値を満足する必要があり,埋立廃棄物の沈降および着底時に及ぼす衝撃によって減じられることがあってはならない。埋立廃棄物の沈降現象を把握することは,周辺環境への影響などを把握するうえで,非常に重要なことである。このような現象を数値解析的に見積もる解析手法については,適切な手法の開発には未だ至っていないのが現状である。そこで,われわれは水中を沈降する物質の挙動を推察するための数値解析手法について検討している。ここでは,実験結果と比較し,MPS法による数値解析手法の再現性について検討した。その結果,粒子法の一種であるMPS法では,単粒子のみならず多粒子の沈降状況をある程度表現できることが示された。現在利用可能なコンピュータでは計算時間が膨大になり,適切な沈降速度を直接算出することはできないが,いくつかの異なる粒子間距離の解析結果からある程度の沈降速度等を推察できる可能性がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *埋立 ,  *沈降速度 ,  数値解法 ,  自由沈降 ,  *廃棄物処理施設 ,  海域
準シソーラス用語： MPS法 ,  海面処分場

分類 (2件)： 産業廃棄物処理  (SC05040Z) ,  廃棄物処理  (RA01095A)

引用文献 (14件)：

• 松本謙二. ソナー探査による水中の沈降状況の調査とその現象の把握. 応用地質. 2011, 52, 4, 128-136
• 厚生省水道環境部監修. 2.3しゃ水工. 廃棄物最終処分場指針解説. 1989, 75-90
• 国土交通省港湾局. 港湾工事における濁り影響予測の手引き. 2004
• 土木学会水理委員会編. 水理公式集. 1999, 386-389
• 橋本俊也. 海砂利採取船から排水される高濁度水中の微粒子の拡散. J. Grad. Sch. Biosp. Sci., Hiroshima Univ. 2006, 44, 31-36

タイトルに関連する用語 (7件)： 海面 ,  投入 ,  固体 ,  自由沈降 ,  現象 ,  MPS ,  解析