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J-GLOBAL ID：201302222772453636   整理番号：13A0013917

流脈面の変形による混合の促進

Enhancement of Fluid Mixing by Deformations of Streak Surface

著者 (7件)： 井上義朗 (大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域) ,  加藤禎人 (名古屋工業大学 工学部 生命・物資工学科) ,  大坂良太 (大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域) ,  屶網和也 (大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域) ,  ONYANGO Oketch Lamek (大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域) ,  川又麻起子 (大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域) ,  橋本俊輔 (大阪大学大学院基礎工学研究科 化学工学領域)
資料名： 化学工学論文集
巻： 38  号： 4  ページ： 191-202 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： S0110B  ISSN： 0386-216X  CODEN： KKRBAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 撹拌槽内の流れが層流であれば,速度分布は曖昧さなく決まる.特に撹拌翼が一定速度で回転する系では,速度分布は完全な時間的周期性をもっている.このような流れ場中の対流混合では,流体移動を規定する一定の規則が繰り返し適用される.すなわち,この混合過程には鋳型が存在し,それが反復使用されることによって,混合パターンが時間発展するような決定論的過程と考えられる.その鋳型となるものは,時間的不変性を持つ流脈線およびそれらの集合体としての流脈面である.異なる形状の撹拌羽根や邪魔板は,この流脈面の構成要素である流脈線自体の屈曲形状を決めるとともに,その集合体である流脈面の立体的な湾曲形態にも影響を及ぼす.これらによって,さまざまな混合促進効果が生まれる.本論文では,混合の鋳型としての流脈線や流脈面の幾何学的形状,およびそれらの変形作用に着目することにより,撹拌槽内における層流混合機構と混合促進効果を明らかにする.(著者抄録)

シソーラス用語： *曲面 ,  *流れ場 ,  *流体 ,  *変形 ,  *混合 ,  促進 ,  *撹拌槽 ,  層流 ,  速度分布 ,  *羽根車 ,  *翼 ,  撹拌 ,  対流 ,  物質移動 ,  流体流 ,  過程 ,  型 ,  時間発展 ,  曲線 ,  邪魔板
準シソーラス用語： パターン ,  *撹拌翼 ,  混合過程 ,  混合促進 ,  流体移動 ,  流脈線

分類 (1件)： 撹はん,混合  (XD02040M)

引用文献 (19件)：

• Camassa, R. and S. W. Wiggins; “Chaotic Advection in a Rayleigh-Bénard Flow,” Phys. Rev. A, 43, 774–797 (1991)
• Hama, R. F.; “Streamline in a Perturbed Share Flow,” Phys. Fluid, 5, 644–650 (1962)
• Hashimoto, S., T. Nishikawa, J. Niino, A. Nishimura and Y. Inoue; “Visualization Technique for Distinkt Streakline,” Kagaku Kogaku Ronbunshu, 37, 490–495 (2011)
• Inoue, Y. and Y. Hirata; “Numerical Analysis of Chaotic Mixing in Plane Cellular Flow I—Formation of Initial Mixing Pattern and Fine Mixing Pattern,” Kagaku Kogaku Ronbunshu, 25, 294–302 (1999)
• Inoue, Y. and Y. Hirata; “Numerical Analysis of Chaotic Mixing in Plane Cellular Flow II—Mixedness and Final Mixing Pattern,” Kagaku Kogaku Ronbunshu, 26, 31–39 (2000)

タイトルに関連する用語 (2件)： 脈 ,  促進