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J-GLOBAL ID：201302222948436954   整理番号：13A1322320

カゴメ格子Hubbardモデルにおける磁場誘起のMott転移

Field-induced Mott transition in kagome lattice Hubbard model

著者 (3件)： KITA Tomoko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OHASHI Takuma (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KAWAKAMI Norio (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 87  号： 15  ページ： 155119.1-155119.6  発行年： 2013年04月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 強相関電子系で幾何学的フラストレーションが興味を持たれ,パイロクロール化合物で理論研究が行われた。これによりMott転移の新しい側面が明らかにされた。ここでは連続時間量子モンテカルロ法(CT-QMC)法と組み合わせたセルラー動的平均場理論(CDMFT)を用いてカゴメ格子のHubbardモデルのMott転移に及ぼす磁場効果を研究した。その結果,ゼロ磁場のバンド幅制御のMott転移に近い金属相にある時,磁場印加により一次の金属-絶縁体転移が起きることを示した。単一サイトの動的平均場理論による結果と異なり,転移近傍で有効質量が減少することから,空間的量子ゆらぎが重要であることを見出した。そこでスピン相関を調べると,磁場を高くするとスピン相関が増加した。これらの結果から,Mott転移付近の重いFermi液体の状態を磁場がかく乱し強い反強磁性相関を持つ絶縁状態を安定化することが示唆される。

シソーラス用語： 格子 ,  *Hubbard模型 ,  *量子モンテカルロ法 ,  *平均場近似 ,  動力学 ,  *Mott転移 ,  *磁場効果 ,  金属-絶縁体転移 ,  複合技術 ,  量子ゆらぎ ,  反強磁性 ,  有効質量
準シソーラス用語： カゴメ格子 ,  セルラー動的平均場理論 ,  重いFermi液体 ,  連続時間量子モンテカルロ法

分類 (1件)： 金属-絶縁体転移  (BM02110T)

タイトルに関連する用語 (4件)： カゴメ格子 ,  Hubbardモデル ,  磁場誘起 ,  Mott転移