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J-GLOBAL ID：201302223388075736   整理番号：12A1812584

日本産アマモ Zostera marina の分布南限群落における季節的消長と光合成特性

Phenology and photosynthetic characteristics of a Japanese seagrass Zostera marina at the southern end of its distribution in the northwestern Pacific

著者 (3件)： 河野敬史 (鹿児島大学水産学部) ,  NISHIHARA Gregory N. (長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科附属環東シナ海環境資源研究センター) ,  寺田竜太 (鹿児島大学水産学部)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 78  号： 4  ページ： 692-704 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鹿児島湾の日本産アマモ分布南限群落で群落の垂直分布構造と季節変化,光合成活性を明らかにした。群落は水深 2~2.5 m に見られ,草体は冬から春に伸長し,夏までに枯死流失した。純光合成速度は 20°C で最高値を示し,12~24°C で最高値と有意差がなかった。一方,28°C,32°C では呼吸速度が増加し,純光合成速度は有意に低下した。光化学系IIの電子伝達速度は 30°C で最高値を示し,それ以上で減少した。生育地の個体では電子伝達の阻害は見られないが,呼吸速度の増加で純光合成速度は低下する環境と考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *ヒルムシロ科 ,  季節的変動 ,  *光合成 ,  *生息分布 ,  湾 ,  速度 ,  水温 ,  生息環境
準シソーラス用語： *Zostera marina ,  *アマモ ,  季節的変化 ,  呼吸速度 ,  鹿児島湾

分類 (2件)： 海藻類  (FH02040G) ,  植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (49件)：

• AIOI, K. The seagrass of Japan. World atlas of Seagrass. 2003, 185-192
• 大場達之. 日本海草図譜. 2007
• 平成20年度水産白書. 2009
• 寺田竜太. 温帯・亜熱帯境界域におけるガラモ場の特性. 月刊海洋. 2004, 36, 784-790
• 土屋勇太郎. 鹿児島湾桜島におけるホンダワラ属 (ヒバマタ目) 藻類4種, マメタワラ, ヤツマタモク, コブクロモク, キレバモクの季節的消長と生育環境. 藻類. 2011, 59, 1-8

タイトルに関連する用語 (5件)： 日本 ,  アマモ ,  分布 ,  群落 ,  光合成