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J-GLOBAL ID：201302223459152877   整理番号：13A1551587

電荷移動状態を経由する剛直カルバゾロファン中の動的エキシマー形成

Dynamical Excimer Formation in Rigid Carbazolophane via Charge Transfer State

著者 (10件)： TAMAI Yasunari (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OHKITA Hideo (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SHIMADA Jiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  BENTEN Hiroaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  ITO Shinzaburo (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YAMANAKA Sho (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  HISADA Kenji (Univ. Fukui, Fukui, JPN) ,  TANI Keita (Osaka Kyoiku Univ., Osaka, JPN) ,  KUBONO Koji (Osaka Kyoiku Univ., Osaka, JPN) ,  SHINMYOZU Teruo (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 117  号： 33  ページ： 7776-7785  発行年： 2013年08月22日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2個のカルバゾール環を有する環状化合物であるジオキサ[3.3](3,6)カルバゾロファン(CzOCz)の光励起機構を蛍光および可視過渡吸収スペクトルで調べて,時間依存密度汎関数法(TD-CAM-B3LYP)で解析した。CzOCzは基底状態ではカルバゾール環が逆平行のanti型配置であるが,光励起によりカルバゾール環が互いに垂直配置となる中間的配置(int)を経て,カルバゾール環が対面配置となるsyn型に異性化してエキシマー発光を生じた。エキシマーの形成には明瞭な溶媒依存性があり,高分極性のアセトニトリル中では強固な二量体が形成された。異性化には溶媒が関与する電荷移動によりエキシマー状態を安定化する機構があると推定した。各種溶媒(他にDMF,THF)中でのint状態の形成機構について速度論的に解析した。

シソーラス用語： *窒素複素環化合物 ,  *エキシマ ,  光ポンピング ,  蛍光スペクトル ,  過渡吸収スペクトル ,  密度汎関数法 ,  理論 ,  基底状態 ,  *立体配座 ,  溶媒効果 ,  二量体 ,  蛍光減衰 ,  分子エネルギー準位 ,  電荷移動 ,  有機溶媒 ,  異性化 ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  環状エーテル ,  脂肪族ニトリル ,  極性溶媒 ,  環状化合物 ,  電荷移動状態 ,  *カルバゾール類
準シソーラス用語： B3LYP法 ,  *カルバゾール誘導体 ,  光励起 ,  時間依存密度汎関数法

分類 (2件)： ピロールの縮合誘導体  (CF07077C) ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  (BH06062I)

物質索引 (5件)： DMF ,  THF ,  アセトニトリル ,  3,6-[9-エチル-9H-カルバゾール-3,6-ジイルビス(メチレンオキシメチレン)]-9-エチル-9H-カルバゾール ,  3,6-ビス(メトキシメチル)-9-エチル-9H-カルバゾール

タイトルに関連する用語 (2件)： 電荷移動状態 ,  エキシマー