抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福井平野は福井県北部に位置する南北に細長い沈降性のくぼみに形成された沖積平野であり,昭和23年(1948年)の福井地震では,平野東部に位置する断層が活動している。福井平野東縁断層帯は,この福井地震時に活動した活断層を含む南北約45kmの断層帯であるが,平野部は厚い未固結堆積層に覆われていることもあり,その実態はよくわかっていなかった。近年,産総研等による調査が進み,断層の位置や活動履歴に関する知見が集積されるようになった。本報告ではこれに福井大学で実施した調査結果を加え,福井平野東縁断層帯の概要を紹介するとともに,東縁断層帯主部南端部の松岡断層は,篠岡断層ではなく剣ケ岳断層につながる可能性が高いこと,また主部の最新活動時期として,3~4ka前のほか,11~13世紀前後の可能性もあること等を明らかにした。(著者抄録)