抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
木材の繊維直交方向の圧縮性能は繊維方向の性能に対して著しく低い。これは木質構造の接合部の性能が不足する時の原因の1つとなっている。一例として,モーメント抵抗接合部では梁が柱にめり込んでしまうことが挙げられる。それ故,木材の繊維直交方向の圧縮性能を高めることに実務者や研究者の関心が集まっている。ビス補強した木材の面圧性能は,初期勾配のレベルは木材の面圧性能とビス単体の木材のめり込み性能との足し合わせでは得られないが,二次勾配の領域では加算的効果が見られた。また,応力の集中する境界面にビスを挿入すること,ビスをより深く挿入することにより,性能の向上を見込めることが確認された。本研究では,木材の内部の変位分布をFEAによって確認した上で,等変位に圧縮を受ける木材の面圧性能におけるスクリュー補強効果の力学モデルを導いた。(著者抄録)