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J-GLOBAL ID:201302224684919644   整理番号:13A1462244

スクロース類似構造を有するN-アセチルグルコサミン含有オリゴ糖であるN-アセチルスクロサミンの生産

Production of N-acetylsucrosamine, a Sucrose Analogue Containing N-acetyl-D-glucosamine as a Component
著者 (13件):
資料名:
巻: 59  ページ: 43-53  発行年: 2013年06月28日 
JST資料番号: F0493A  ISSN: 0370-9841  CODEN: SGIKA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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糖転移型β-フルクトフラノシダーゼを含有する麹菌(Aspergillus oryzae)とセライトから成る顆粒を用いて,糖転移反応によりスクロースとGlcNAcからN-アセチルスクロサミン(SucNAc)を合成することができた。本オリゴ糖の合成に関与する糖転移酵素は,本菌の6番目の染色体に存在する推定β-フルクトフラノシダーゼ遺伝子由来のものであった。SucNAcの量産のための方法論を確立するため,液体培養を通じてパーライト粒固定化菌糸を作製し,この固定化菌糸を充填したカラムリアクターによる本オリゴ糖の連続生産について検討した。その結果,少なくとも一ケ月間は安定的にSucNAcを生産することができた。さらに,カラムリアクター溶出液にはSucNAc以外に様々な糖質が夾雑しているが,酵母による資化処理によってSucNAcとGlcNAc以外の糖質を全て消失させることができることから,活性炭カラムクロマトグラフィーのみでSucNAcを高度に精製することに成功した。(著者抄録)
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