抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,SFT Custom SCW-SFEシステムを使用して,Moringa oleifera種から油の超臨界CO
2抽出の研究を報告する。油収率に及ぼす圧力,温度,超臨界流体の流量および抽出時間の影響を,その重要パラメータおよびそれらの相互作用を計測するため,中心複合実験計画戦略を用いて調べた。実験結果は,圧力,抽出時間およびCO
2流量の増大が,油収率を大きく上げることを示した。しかしながら,油収率に対し温度の影響は,高圧下では温度上昇により油収率は上がるが,低圧下ではそれは減少するように,圧力に依存することが分かった。更にまた,油収率に及ぼす粒径の影響についても調べた。その結果,油収率は,粒径が減少するにつれ増大することが分かった。このことは,粒子内拡散が重要な役割を演ずることを示唆する。抽出油は,GCおよびNMRを用いてキャラクタリゼーションし,Soxhlet抽出使用の抽出油と比較した。オレイン酸,高値のモノ不飽和ω-9脂肪酸が,その油中の主成分であり,抽出油に存在する全脂肪酸の殆ど70%を占めた。超臨界流体抽出の油収率は,Soxhlet抽出のそれより僅かに低いが,GCおよび
1HNMR分析は,これら2つの方法による抽出油の化学組成が非常に類似している,ことを示した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.