文献

J-GLOBAL ID：201302224747875510   整理番号：13A1324866

DNAフォトリアーゼによる(6-4)光生成物の修復は2つの光子を必要とする

Repair of the (6-4) Photoproduct by DNA Photolyase Requires Two Photons

著者 (5件)： YAMAMOTO Junpei (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MARTIN Ryan (Ecole Normale Superieure, Paris, FRA) ,  IWAI Shigenori (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  PLAZA Pascal (Ecole Normale Superieure, Paris, FRA) ,  BRETTEL Klaus (Univ. Paris Sud, Gif-sur-Yvette, FRA)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 52  号： 29  ページ： 7432-7436  発行年： 2013年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNAの紫外線照射は,近位ピリミジン塩基間の2種の有害架橋:シクロブタンピリミジン二量体とピリミジン(6-4)ピリミジン光生成物((6-4)PP,2チミンの場合T(6-4)T)を誘発する。今回,光調節条件下,Xenopus laevis(6-4)フォトリアーゼによる基質含有T(6-4)Tの修復について分光的に検討した。384nmの持続光によるFADH^-の励起で,265nmの吸収と325nmの消光があり,一光子の関与を示唆した。しかし,連続フラッシュ(4秒間隔)による励起で,暗野順応試料の最初の励起フラッシュの265nmシグナルはかなり小さく,最初の光反応はT(6-4)Tを中間体Xに転換し,第2の光反応は最終修復生成物に転換することを示唆した。さらに中間体Xの性状を詳細に検討し,修復における2光子機構を示唆した。本結果は,フォトリアーゼによる(6-4)PPの機構を詳細に調べる適切な実験デザインを提供すると結論した。

シソーラス用語： *DNAフォトリアーゼ ,  反応生成物 ,  光子 ,  紫外線照射 ,  ピリミジン二量体 ,  アフリカツメガエル ,  アデニンヌクレオチド ,  *光化学反応 ,  中間体 ,  架橋【高分子】 ,  スペクトロスコピー ,  消光 ,  励起 ,  *DNA損傷 ,  DNA修復 ,  アルコール ,  窒素複素環化合物 ,  ウレア化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ジヌクレオチド ,  ビタミンB群
準シソーラス用語： 光生成物

分類 (3件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (1件)： FAD

タイトルに関連する用語 (4件)： DNAフォトリアーゼ ,  光生成物 ,  修復 ,  光子