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J-GLOBAL ID:201302224789407983   整理番号:13A1034251

アルカロイドの輸送に関与するキクバオウレン由来ABC輸送体CjABCB2の機能解析

Characterization of Coptis japonica CjABCB2, an ATP-binding cassette protein involved in alkaloid transport
著者 (10件):
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巻: 91  ページ: 109-116  発行年: 2013年07月 
JST資料番号: D0116B  ISSN: 0031-9422  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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高等植物は多数の二次代謝物を産生する。これらのうちアルカロイドは,窒素を含む一連の低分子化合物である。アルカロイドはしばしば非常に強い生物活性を持ち,それを産生する植物を植食性の生物から保護する。そして,それらアルカロイドは,ある器官の特殊な細胞内小器官に蓄積する。しかし,アルカロイドの膜輸送のメカニズムは明らかになっていない。キンポウゲ科の多年生植物キクバオウレンは,ベンジルイソキノリンアルカロイドであるベルべリンを産生する。このアルカロイドは,根の組織で生合成されるにも関わらず根茎に蓄積することから,木部を介して移行すると考えられる。本研究では,キクバオウレンよりB型ABC輸送体をコードする遺伝子CjABCB2を単離した。ノーザンブロットの結果,CjABCB2はベルべリンの貯蔵器官である根茎で主に発現していることが分かった。酵母を用いた機能解析によりCjABCB2はベルべリンの細胞外から細胞内への輸送に関与することが示された。細胞膜の単離とin situハイブリダイゼーションの結果は,CjABCB2が根茎の木部周辺の細胞膜においてベルべリンを輸送することで,根から根茎へのベルべリンの移行に関与している可能性を示唆しているCopyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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