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J-GLOBAL ID：201302225158240501   整理番号：12A1812515

高張力鋼板のつづみ形伸びフランジ試験とブランク形状の究明

Mechanism of Deformation Process and Blank Shape of Stretch Flanging Fracture of High-Tensile-Strength Steel

著者 (7件)： 黒澤雄一郎 (早稲田大学大学院基幹理工学研究科) ,  岩下優潮 (早稲田大学基幹理工学部) ,  石倉光基 (早稲田大学基幹理工学部) ,  岩谷二郎 (株式会社 神戸製鋼所技術開発センター) ,  山野隆行 (株式会社 神戸製鋼所技術開発センター) ,  木村高行 (株式会社 神戸製鋼所技術開発センター) ,  浅川基男 (早稲田大学基幹理工学部)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 53  号： 615  ページ： 357-361 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： つづみ形伸びフランジの成形性の力学的メカニズムを調べるため,つづみ形試験による伸びフランジ割れを実験・FEM解析で検討した。その成形過程の応力・ひずみを詳細に調べた結果,以下の知見を得た。1)成形初期にフランジ立上がりの差により不均一な応力が発生し,ひずみがR止り(曲率部と直線部のつなぎ)付近に集中する。2)さらに成形が進行すると,上記のひずみ集中をきっかけとして曲率部で応力勾配の歯止め効果で複数のひずみ集中を伴った不均一変形が発生,割れに至る。3)この割れの要因となる不均一変形の防止のためには曲率部に直線的な余肉を設け,その外側のさらに直線部にくぼみを設けると,くぼみ部にひずみが集中し曲率部のひずみが相対的に低下するため成形性が著しく向上した。その結果,980MPa級鋼板を用いて590MPa級鋼板に相当する成形性を得た。

シソーラス用語： 鋼板 ,  *つば張出 ,  *亀裂発生 ,  変形
準シソーラス用語： 高張力鋼板 ,  *フランジ成形 ,  *割れ発生 ,  不均一変形

分類 (2件)： 特殊成形  (WC04040W) ,  金属材料  (HC04020L)

引用文献 (13件)：

• 永井康友. 塑性と加工. 1983, 24, 266, 247-253
• WANG, C. J. Mater. Process. Technol. 1995, 53, 759-780
• SRIRAM, S. Numisheet 2005. 2005, CP778, A, 681-686
• 新田淳. 第58回塑性加工連合講演会講演論文集, 2007. 2007, 115-116
• 卜部正樹. 第58回塑性加工連合講演会講演論文集, 2007. 2007, 535-536

タイトルに関連する用語 (5件)： 高張力鋼板 ,  形 ,  伸びフランジ ,  試験 ,  ブランク