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J-GLOBAL ID：201302228627920151   整理番号：13A0363565

集団教育啓発理論に基づく技術者倫理教育

Engineering Ethics Education Based Enlighten Theory of Group Education Activity

著者 (7件)： 堀田源治 (有明工業高等専門学校) ,  坂本英俊 (熊本大学大学院自然科学研究科) ,  守屋剛 (東京エレクトロン株式会社 技術開発センター) ,  福永道彦 (有明工業高等専門学校) ,  山口英一 (有明工業高等専門学校) ,  出口智昭 (有明工業高等専門学校) ,  三上喜貴 (長岡科学技術大学工学部原子力安全系)
資料名： 工学教育  (Journal of JSEE)
巻： 60  号： 6  ページ： 6.106-6.110 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L4363A  ISSN： 1341-2167  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本技術者認定機構が示す技術者倫理教育の学習目標の達成方法について検討した。大学・高専における技術者倫理科目の授業は,知識や課題の伝授という,トップダウン式であるために,知識の定着や,”気付き”が期待しにくい。学習目標である学生の社会的責任に対する「理解」をいかに実現するか,という課題に取り組んだ。「理解」は,得られるものでなく,学生が主体となって自ら学びとるものである,との基本的な考えから,浄水器製作という物づくりを通じて,集団教育啓発理論を応用した授業を実施し,その結果を評価した。その結果,1)学生は自らの製作物が住民に与える影響について体感できた。2)安全性に関する学生と地域住民の間の意見の相違から,社会への配慮に気付いたことが分かった。ものづくりにおいて重要視すべきものは,技術とともに社会への配慮であるとい自覚が今回の授業形態によって得られることが明らかになった。

シソーラス用語： *倫理 ,  技術者 ,  意思決定 ,  教育 ,  改良 ,  教育訓練 ,  *教育効果 ,  *理論 ,  *学校教育
準シソーラス用語： *技術者倫理 ,  トップダウン ,  集団教育 ,  教育改革 ,  教育実践 ,  教育目標 ,  *集団教育啓発理論 ,  ものづくり教育

分類 (1件)： 科学技術教育  (AA04000C)

引用文献 (8件)：

• 日本技術者教育認定機構. 日本技術者教育認定基準(2010年度〜). 2010, 1
• 小林幸人. 技術者倫理教育におけるモデルシラバス策定に向けた調査研究報告(2). 工学教育. 2012, 60, 1, 119-123
• 皆川勝. 技術者倫理教育の実体調査アンケートの結果. 2009年度技術者倫理協議会第5回公開シンポジウム, 技術者倫理協議会. 2009, 10
• 菱田尚子. 生活科における「気づき」についての理論的研究. 愛知教育大学研究報告, 教育科学編. 2010, 59, 1
• 片倉啓雄. 大阪大学工学部応用自然科学系の技術者倫理教育 考えさせ, 気付かせるボトムアップ的な安全・倫理教育を目指して. 第1回室蘭工業大学特色GPシンポジウム「技術者倫理教育の現状と課題」, 2006. 2006, 7

タイトルに関連する用語 (4件)： 集団 ,  教育 ,  理論 ,  技術者倫理教育