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J-GLOBAL ID:201302229140808204   整理番号:13A1074916

好中球の遊走群はin vivoの細胞死部位でLTB4およびインテグリンを必要とする

Neutrophil swarms require LTB4 and integrins at sites of cell death in vivo
著者 (8件):
資料名:
巻: 498  号: 7454  ページ: 371-375  発行年: 2013年06月20日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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無菌性あるいは感染性の組織損傷部位で起こる血液から血管外への好中球動員は,早期の自然免疫応答の特徴であり,血流からの細胞の脱出を引き起こす分子事象はよく解明されている。個々の好中球は,いったん血管外に出ると,極めて協調的な走化性を示し,昆虫の群飛行動に似たクラスターを形成することが多い。複雑な炎症組織の中で,単一細胞レベルおよび細胞集団レベルでこの応答を指示するのがどの分子かはわかっていない。我々は無菌性損傷および感染のマウスモデルで生体2光子励起顕微鏡法を用い,脂質であるロイコトリエンB4によって仲介される好中球どうしの細胞間シグナルリレーの重要な役割を示す。ロイコトリエンB4は局所の細胞死シグナルを非常に強く増幅して,好中球の間質指向性の非常に強い動員の範囲を増大させる。インテグリン受容体は,長距離の移動に必要ではないが,集合した好中球が,真皮のコラーゲン繊維ネットワークを再編成し,創傷の中心部にコラーゲンの存在しない領域を形成する際に,細胞密度の高いクラスターを維持するというこれまで認識されていなかった役割を担っている。この新しく形成された環境でインテグリンは,好中球由来のロイコトリエンB4などの化学誘引物質と協調して,局所の好中球の相互作用を促進する一方で創を緊密に閉鎖させる。この創閉鎖部の境界は,移動させられたコラーゲン繊維の辺縁部に単球やマクロファージが遅れて動員されるのと動的に協調して拡大が停止する。以上より,これらのデータは,損傷組織の血管外間隙での好中球群の遊走に寄与する因子についての最初の分子地図を提供する。これにより,局所的事象が遠隔領域にまで広がる仕組みを明らかにするとともに,自己シグナル伝達がいかにして,協調的で自己組織化された好中球群の遊走行動を生み出し,創傷部位あるいは感染部位を周囲の生存組織から隔離するかを示している。Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (2件):
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白血球,リンパ球  ,  細胞生理一般 
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