抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福島県西部の会津地域に分布する「名水」とされる湧水地点を訪ねた。調査したのは50箇所の湧水で,ほとんどが人里離れた山中や山間地の道路脇や山裾に湧き出す清水であり,あまり手を加えていない自然状態で残されていた。水質の調査結果によると,電気伝導度は20~201μS/cm,pHは5.6~7.6と,いずれも値は幅広い範囲で分布していた。溶存成分の分析結果から各湧水の水質組成をみてみると,炭酸水素カルシウム型,炭酸水素ナトリウム型,ならびにこれらを主体とする混合型が大部分を占めていた。また,地下水汚染の指標である硝酸成分については,いくつかの地点で検出されたが,低濃度であり汚染の度合いは低いとみられた。