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J-GLOBAL ID：201302230538440825   整理番号：13A1119640

大学生のアルバイトとワーク・スクール・コンフリクト-多重役割マップ(MRM)を用いたナラティブ・アプローチの展開-

著者 (8件)： 山田泰行 (名古屋市大 大学院) ,  水野基樹 (順天堂大) ,  水野基樹 (順天堂大 大学院) ,  榎原毅 (名古屋市大 大学院) ,  芳地泰幸 (順天堂大 大学院) ,  上島通浩 (名古屋市大 大学院) ,  広沢正孝 (順天堂大) ,  広沢正孝 (順天堂大 大学院)
資料名： 産業保健人間工学研究  (Journal of Ergonomics in Occupational Safety and Health)
巻： 14  号： 1  ページ： 7-15  発行年： 2013年03月29日 
JST資料番号： L7610A  ISSN： 1345-1731  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,大学生のアルバイト雇用において労務管理上考慮すべきとワーク・スクール・コンフリクト(WSC)の基礎資料を提供するため,多重役割マップ(MRM)を用いて,大学生のアルバイト従事に伴う,葛藤[ネガティブ流出(NSP)]と恩恵[ポジティブ流出(PSP)],補償についてエピソードを収集し,その出現頻度の記述統計を示した。78人の有効調査の結果を以下に示した。1)NSPでは,アルバイト-学業間で生じる出現頻度&流出が最も高かった(アルバイト→学業=37&23%,学業→アルバイト=27&15%)。PSPでは,アルバイト役割と学業・学内活動間での流出が6~28%と顕著であった。高頻度のNSPが認められたことによりWSCの課題解決を目指してゆく有用性が支持された。さらに,NSP,PSP,補償のエピソードが多く報告されたことにより,本研究の大学生アルバイト従事の帰結を葛藤と恩恵双方から捉え示すことの妥当性も支持された。

シソーラス用語： *大学生 ,  *葛藤 ,  人事管理 ,  補償 ,  頻度 ,  流出 ,  性質 ,  問題 ,  雇用
準シソーラス用語： エピソード ,  出現頻度 ,  有用性

分類 (1件)： 職務・職能管理一般  (KA04010X)

引用文献 (22件)：

• 1)総務省統計局:「労働力調査(詳細集計)平成24年7~9月期平均(速報)結果」,Retrieved December 20, 2012, http://www. stat. go.jp/data/ roudou/sokuhou/4hanki/dt/index.htm (2012)
• 2)厚生労働省:「平成24年版労働経済の分析-分厚い中間層の復活に向けた課題-」,p.387 (2012).
• 3) Markel, K.S., Frone, M.R.: "Job characteristics, work-school conflict, and school outcomes among adolescents: testing a structural model". J. Appl. Psychol., Vol.83, No.2, pp.277-87 (1998).
• 4) Ou, J., Thygerson, S.M.: "Risk factors for work-related injuries among university student employees". Ind. Health, Vol.50, No.5, pp.445-9 (2012).
• 5)日本学生支援機構(JASS0):「平成22年度学 生生活調査結果」,p.16(2008).

タイトルに関連する用語 (11件)： 大学生 ,  アルバイト ,  ワーク ,  スクール ,  コンフリクト ,  多重 ,  役割 ,  マップ ,  MRM ,  ナラティブ ,  展開