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J-GLOBAL ID:201302230631929540   整理番号:13A0342940

現代大阪市方言における低起式アクセントの特徴

著者 (1件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 59-78  発行年: 2012年12月30日 
JST資料番号: Y0922B  ISSN: 1342-8675  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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京阪式アクセント体系の記述では,高さの動きを「(音調の)式」と「アクセント核」の2要素に分解し,式は「高起式」と「低起式」の2種類に区別することが広く行われている。本稿では低起式をとりあげ,大阪市方言の音声の特徴を,文中でのふるまいに注目して検討した。そして,低起式の低起性についての検討結果,低起性は文環境で消失することはないが,文環境によってあらわれ方が異なることを示した。低起式の上昇性についても,文環境で消失することはないが,環境によってあらわれ方が異なり,単語単独で言い切る場合や先行文節から意味的限定を受ける場合は,上昇性は弱くなり,逆に,後続文節を意味的に限定する場合は上昇性は強くなることを明らかにした。フォーカスがある場合は上昇性は顕著になる。このように,低起性と上昇性はどちらも音声的に低起式を特徴づける要素であり,文中において容易に消失しない。そして,どちらも式の知覚的弁別に貢献する。次に,世代による傾向を検討した結果,高起式の漸降性が弱く,平坦に近いことが顕著であることがわかった。
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分類 (2件):
分類
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自然語処理  ,  音響測定 
引用文献 (21件):
  • 池田要(1942)「近畿アクセント形式観の問題-『漸層観』に就いてー」東條操(編)『日本語のアクセント』195-228,中央公論社.
  • 上野和昭・秋永一枝・坂本清恵・佐藤栄作・鈴木豊(編)(2000)『池田要 京都・大阪アクセント史料 五十音順索引』アクセント史資料研究会.
  • 上野善道(1989)「日本語のアクセント」『講座日本語と日本語教育2 日本語の音声・音韻(上)』178-205,明治書院.
  • 川上蓁(1962)「京阪アクセントの分析的表記法」『音声学会会報』109,10-12.(川上1995所収)
  • 川上蓁(1964)「段階アクセントから方向アクセントへ」『国語国文』354,37-47.(川上1995所収)
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