抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2007~2011年度に実施した送電設備の雪害に関する研究とその成果について報告した。2005年12月,日本海側地域において,重着雪による送電設備損傷やギャロッピングによる短絡,高い塩分濃度の圧密着雪による碍子の絶縁低下に起因する広域供給支障が相次いだ。その後も架空送電設備の雪害が発生しており,合理的な雪害対策確立のため,電気事業全体で協力して,一元的な雪害観測とデータ管理をおこない,雪害事象の更なる解明と対策効果検証,予測・解析技術の向上を図ることが求められている。本稿では,雪害現地観測システムの設置とデータの一元管理体制の確立,難着雪化対策の比較検証と着雪量推定技術の向上,ギャロッピング対策の高度化と予測計算精度の向上,および塩雪害発生条件の推定と碍子着雪特性の確認,以上4項目の研究の内容と成果を報告した。