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J-GLOBAL ID：201302233062075359   整理番号：13A1007486

ラットにおけるジフェニルアルシン酸の代謝におけるグルタチオンの役割

The role of glutathione in the metabolism of diphenylarsinic acid in rats

著者 (2件)： KOBAYASHI Yayoi (National Inst. for Environmental Studies, Ibaraki, JPN) ,  HIRANO Seishiro (National Inst. for Environmental Studies, Ibaraki, JPN)
資料名： Metallomics  (Metallomics)
巻： 5  号： 5  ページ： 469-478  発行年： 2013年05月 
JST資料番号： W2338A  ISSN： 1756-5901  CODEN： METAIR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ジフェニルアルシン酸はヒ素系化学兵器の分解産物と同様な化学的前駆体であるが,無機ヒ素に比べてその毒性所見は少ない。その毒性機構を明らかにするために,体重当たり1.0mg/kgのヒ素用量で本ヒ素化合物をラットに経口投与し,生体内分布と胆汁排泄および代謝物を調べた。ジフェニルアルシン酸はそのまま,あるいはGSH抱合体として胆汁中に排泄されることをHPLC-ICP-MSとHPLC-ESI-MSで化学形態別に明らかにした。投与量の約1.7%と2.4%がそれぞれ投与後3時間と3日間赤血球に蓄積され,投与量の約91%は,3日間でジフェニルアルシン酸として尿及び糞中,尿中排泄された。赤血球とのインキュベーションでは約35%が3時間後に,投与量の約80%は迅速に赤血球に取込まれた。加水分解産物としてジフェニル亜アルシン酸を帰属し,その赤血球内蓄積,赤血球蛋白質高親和性を確認した。

シソーラス用語： *化学兵器 ,  *有機ヒ素化合物 ,  状態分析 ,  ラット ,  生体内蓄積 ,  代謝産物 ,  アミノ酸抱合 ,  胆汁中排泄 ,  ICP-MS分析 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  *異化
準シソーラス用語： HPLC-ICP-MS ,  グルタチオン抱合 ,  化学形態別分析 ,  *生体異物代謝

分類 (2件)： 外来物質の代謝と生体内変換  (EJ02037P) ,  金属及び金属化合物の毒性  (GZ02022V)

物質索引 (1件)： ジフェニルアルシン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： ラット ,  ジフェニルアルシン酸 ,  代謝 ,  グルタチオン ,  役割