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J-GLOBAL ID：201302234730875164   整理番号：13A1051700

変動風中における鉛直軸風車の過渡応答について(慣性モーメントの影響)

Transient Response of a Vertical Axis Wind Turbine in the Change of Wind Speed (Effects of Moment of Inertia)

著者 (6件)： 林農 (名古屋大 大学院環境学研究科) ,  林農 (名古屋産業科研) ,  原豊 (鳥取大 大学院工学研究科) ,  安随誠也 (シンフォニアテクノロジー) ,  KANG In-Seung (鳥取大 国際交流セ) ,  河村哲也 (お茶の水女大 大学院人間文化創成科学研究科)
資料名： 日本機械学会論文集 B編(Web)  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series B (Web))
巻： 79  号： 801  ページ： 953-965 (WEB ONLY)  発行年： 2013年 
JST資料番号： U0183A  ISSN： 1884-8346  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 直線翼鉛直軸風車のローター形状を変えずに慣性モーメントだけを変えて,流入する風の速度が急激にステップ状に増加する時,その風車の回転の過渡応答特性を実験的に調べた結果,回転数の時間変化は慣性モーメントの大きさに支配され,回転数変化の時定数を上げ止まり時間と一次遅れ系の時定数の和として表わせば,回転数の変化時間は理論的に扱える。すなわち,回転中の風車の初期状態が最大出力点の場合は慣性モーメントが大きくなると,上げ止まり時間は増加し,初期状態を最大出力の80%点とした場合は上げ止まり時間が1秒程度の小さい値であり一次遅れ系として扱うことができることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： 風速 ,  *変動 ,  *垂直軸風車 ,  *過渡応答 ,  実験 ,  慣性モーメント ,  時定数 ,  回転数 ,  風速変動
準シソーラス用語： 変動風速 ,  過渡応答特性

分類 (1件)： 送風機,圧縮機,風車  (QD03000U)

引用文献 (19件)：

• (1) “日本における風力発電設備・導入実績,日本における風力発電の状況”,NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機),http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/state/1-01.html (参照日2012年12月25日).
• (2) 石井吉徳,石油最終争奪戦,(2006),pp. 49-75,日刊工業新聞社.
• (3) 林 農,“石油ピークは風力発電に追い風”,風力エネルギー,Vol. 34,No. 93 (2010), pp.6.
• (4) 石原孟,“急拡大する洋上風力発電の現状と将来展望”,風力エネルギー,Vol. 35,No. 98 (2011), pp. 4-8.
• (5) 石原孟,“福島沖浮体式洋上ウィンドファーム実証研究”,日本風力発電協会誌,Vol. 8 (2012), pp. 8-12.

タイトルに関連する用語 (4件)： 鉛直軸 ,  風車 ,  過渡応答 ,  慣性モーメント