抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
中・大規模木造に用いられる構造用木質系材料と,構法の変遷について解説した。第一次世界大戦後のヨーロッパでは,戦争により建築資材が不足し,木材により大規模建造物を建築せざるを得なくなった。そこで新技術が開発され「新興木構造」が出現し,中・大規模木造建築が可能となった。木構造の暗黒時代が終焉した昭和62年の建築基準法改正までは,日本の中・大規模木造は,集成材構造の体育館程度しかなかった。木造建築復興当時,中・大規模木造は大断面木造とよばれ,その接合は大型の接合金物を用いたものがほとんどであった。木造建築復興以降の構造用木質建材を,構造用集成材,構造用単板集成材(LVL),構造用合板,その他の構造用木質材料,組み立て部材について解説した。現在公的に使用可能となっていない構造材料の直交集成板も,平成25年度中には施行される予定であった。