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J-GLOBAL ID:201302237058139771   整理番号:13A1931627

1.06Åの分解能で決定したヒトCK2αの結晶構造

Crystal structure of human CK2α at 1.06Å resolution
著者 (8件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 974-979  発行年: 2013年11月 
JST資料番号: W0763A  ISSN: 0909-0495  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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以前にカゼインキナーゼ2と呼ばれていたCK2は,様々な細胞の成長,増殖および存続を促進する遍在的に発現したセリン/トレオニンキナーゼである。CK2ホロ酵素は,2つの触媒サブユニット(CK2α)と2つの調節サブユニット(CK2β)によって構成されている。CK2αは活性化に必要なリン酸化サイトを持たず,CK2βの有無に関係なく構造的に活性である。キナーゼはキナーゼ反応における蛍光体ドナーとして,GTPあるいはATPのいずれかを利用する。この異常な2重の特性は,Asn118からAsp120に至るリボース結合サイトや疎水性残基Met163およびVal66に対応する固有の大きな空間,およびDヘリックスの柔軟性に基づいて説明される。本稿では,放射光科学研究施設におけるX線回折法によって,現在までキナーゼ構造に関して観測されている最高の分解能(1.06Å)で,ヒトCK2αの結晶構造を決定した結果を報告する。高品質の電子密度マップは,タンパク質のかなりの部分における個々の原子位置を明示し,以前の研究において不確定,あるいは誤って決定された位置を交互立体配座として解明することができた。また,Dヘリックスは同じ結晶系において様々な配座を有するが,得られた結晶構造から,Dヘリックスは明確な構造を有することが判明した。更に,このヘリックスは,内部交互立体配座の集合から成る開状態を持ち,それがキナーゼによるGTPおよびATPの2重活用の原因となるDヘリックスの柔軟な機構に関する前兆である。水分子と同様にナイアシンとエチレングリコール分子を含む実験的な加工品がタンパク質表面に見い出され,合理的な創薬のための重要なヒントを提供する。更に,計算結果から,ニコチンアミドのカルボキサミド基が以前の研究において同定されたにカルボキシル基と等価な位置を占有するということが顕著な発見であることが分かった。
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