文献
J-GLOBAL ID:201302237184732542   整理番号:13A1156828

[FeFe]ヒドロゲナーゼのバイオミメティックな組み立てと活性化

Biomimetic assembly and activation of [FeFe]-hydrogenases
著者 (15件):
資料名:
巻: 499  号: 7456  ページ: 66-69  発行年: 2013年07月04日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ヒドロゲナーゼは最も活性の高い水素生成・取り込み用分子触媒である。このため,これをうまく利用すると,新しいタイプの燃料電池の開発が進む可能性がある。[FeFe]ヒドロゲナーゼでは,1個のジチオレート架橋配位子,3個のCO配位子,2個のCN-配位子を含む特異な二核鉄中心([2Fe]サブサイト)で触媒作用が起こる。この[2Fe]サブサイトは,複雑な多酵素生合成過程により,まず成熟酵素HydF上で組み立てられ,次にアポヒドロゲナーゼへと移されて活性化する。これまでに,合成化学を利用してこのサブサイトによく似た模倣体が合成されてきたが,いずれも天然の酵素活性を再現することはできていない。今回我々は,3種類の合成模倣体(異なるジチオレート架橋配位子を含む)を細菌Thermotoga maritimaのHydFに担持させた後,アポ-HydA1(HydA1は藻類コナミドリムシChlamydomonas reinhardtiiのヒドロゲナーゼの1つ)に移せることを示す。3種のうち,アザジチオレート架橋を持つ模倣体を含むHydFハイブリッドタンパク質を用いた場合にのみ,HydA1は完全に活性化され,アザジチオレート架橋配位子が天然[FeFe]ヒドロゲナーゼの活性部位に存在することが裏付けられた。これは,特定のタンパク質骨格と活性部位の合成類似体とを組み合わせることによって,金属酵素の活性が制御された例である。この単純な方法によって,ヒドロゲナーゼ成熟に関する新しい機構的・構造的知見とともに,完全な成熟装置を必要とせずに野生型と変異型の組換え[FeFe]ヒドロゲナーゼを作製する類のない手段が得られる。Copyright Nature Publishing Group 2013
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る