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J-GLOBAL ID：201302238125993827   整理番号：13A0966223

農業を取り巻く環境の変化と有機農業研究

Organic Agriculture Research under the Changes of Macro Economic Environment

著者 (1件)： HU Bai (愛媛大)
資料名： 有機農業研究  (Japanese Journal of Organic Agriculture Science)
巻： 1  号： 1  ページ： 17-33  発行年： 2009年12月01日 
JST資料番号： F1142A  ISSN： 1884-5665  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原油,資材高や昨年からの世界同時不況に象徴されるマクロ的経済環境の変化は,低価格節約志向をもたらす一方,省資源・省エネやエコ製品に対して旺盛な需要を生み出している。こうした変化に対応する有機農業の課題として,慣行農業を超越する持続性の高い農業経営モデルと省資源・省エネ農業経営モデルの提示による有機農業の拡大が挙げられる。多くの実証研究によれば,有機農業の拡大を阻む要因は「経営が上手くいかない」ことにあるが,社会科学研究においては政策指向型の研究が多く,圃場,経営部門,経営体,地域段階の問題を対象にした検証論文が少ない偏向性がみられる。本論文では,こういった点への検討により,多様な有機農業の経営実態把握と有機農業を拡大するための理論視座確立の必要性を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *有機農法 ,  持続可能な農業 ,  *農業経営 ,  省資源 ,  愛媛県 ,  デンマーク王国 ,  面積 ,  作物収量 ,  価格 ,  原価 ,  所得 ,  利益 ,  省エネルギー技術 ,  事業費 ,  作付面積 ,  農業 ,  節約
準シソーラス用語： 省エネルギー ,  デンマーク ,  経営費 ,  栽培面積

分類 (1件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (24件)：

• Ansaloni F (1998). Organic livestock production in northern Italy: An overview of some economic research projects, R. Zanoli and R. Krell (Eds.) First Sren Workshop on Research Methodologies in Oganic Farming, p.135-138.
• 足立恭一郎(2001)「日本有機農業学会の設立までの経過」『有機農業研究年報』Vol.1,p.217-232.
• 胡柏(2007)『環境保全型農業の成立条件』農林統計協会.
• 胡柏(2008)「環境保全型農業をどう捉えるべきか-富岡昌雄教授の問題提起に応えて」『農林業問題研究』第44巻第3号,p.485-486.
• Glenn Fox, Alfons Weersink, Ghulam Sarwar, Scott Duff (1991). Comparative Economics of Alternative Agricultural Production Systems: A Review, Northeastern Journal of Agricultural and Resource Economics, Vol.20 (2).

タイトルに関連する用語 (4件)： 農業 ,  環境 ,  有機農業 ,  研究