抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市における,復興土地区画整理事業の課題について報告した。当事業は,気仙川左岸の高田地区と右岸の今泉地区の2地区で,いずれも低地部のもともとの市街地とその背後の高台地区をセットにする形で計画されている。これら事業区域では,低地部の一部については津波に対する安全を保のために一定程度の土地の嵩上げを行い,その上で低地部内での,及び高台と低地部での土地のやりとり(換地)が予定されている。主な課題は以下の通りである。1)高台を希望する世帯を高台に収めることができるか。2)嵩上げしない低地部の扱い。3)高台には地権者のニーズが高いので,低地部に大量の公用地が発生するという全体収支の問題。4)造成終了後,仮換地の上物建設が行われるとき,実需が必ずしも高くない低地嵩上げ地は空地だらけになる懸念。