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J-GLOBAL ID：201302239393399098   整理番号：13A0021331

フェリチンの触媒中心はFe(II)-Fe(III)変換を介して鉄貯蔵を調節する

The catalytic center of ferritin regulates iron storage via Fe(II)-Fe(III) displacement

著者 (4件)： EBRAHIMI Kourosh Honarmand (Delft Univ. Technol., Delft, NLD) ,  BILL Eckhard (Max-Planck-Inst. Bioanorganische Chemie, Muelheim an der Ruhr, DEU) ,  HAGEDOORN Peter-Leon (Delft Univ. Technol., Delft, NLD) ,  HAGEN Wilfred R (Delft Univ. Technol., Delft, NLD)
資料名： Nature Chemical Biology  (Nature Chemical Biology)
巻： 8  号： 11  ページ： 941-948  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： W2213A  ISSN： 1552-4450  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フェリチンは反応性の高いFe(II)イオンを酸化して不活性なFe(III)イオンとして分子内に取込み,鉄貯蔵と無毒化に寄与している。Fe(II)酸化の機構としてヒトフェリチンなどではフェロキシダーゼ中心で2原子のFe(II)が同時にFe(III)へ酸化されるが,超好熱性古細菌Pyrococcus furiosusフェリチンではフェロキシダーゼ中心に存在するFe(III)-O(H)-Fe(III)が補欠分子団として機能してFe(II)を酸化する。結晶構造解析,等温滴定熱量測定,⁵⁷⁺Fe ESRなどによりヒト及び細菌のフェリチンのFe(II)-Fe(III)変換を比較した。両蛋白質ともフェロキシダーゼ中心に存在するFe(III)-O(H)-Fe(III)が順番にFe(II)と置き換わることにより鉄の酸化が進行するという機構を提示した。

シソーラス用語： ヒト ,  *金属イオンオキシドレダクターゼ ,  古細菌 ,  種差 ,  *フェリチン ,  活性部位 ,  酵素基質複合体 ,  結晶構造 ,  分子モデル ,  酵素反応機構
準シソーラス用語： *フェロキシダーゼ ,  Pyrococcus furiosus

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (5件)： フェリチン ,  Fe ,  鉄 ,  貯蔵 ,  調節