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J-GLOBAL ID：201302240382212024   整理番号：13A1259098

マウスにカドミウムで誘導した急性の痛みにおけるTRPA1の関与

Involvement of TRPA1 activation in acute pain induced by cadmium in mice

著者 (7件)： MIURA Saeko (Tottori Univ., Tottori, JPN) ,  TAKAHASHI Kenji (Tottori Univ., Tottori, JPN) ,  IMAGAWA Toshiaki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  UCHIDA Kunitoshi (National Inst. of Natural Sci., Okazaki, JPN) ,  SAITO Shigeru (National Inst. of Natural Sci., Okazaki, JPN) ,  TOMINAGA Makoto (National Inst. of Natural Sci., Okazaki, JPN) ,  OHTA Toshio (Tottori Univ., Tottori, JPN)
資料名： Molecular Pain (Web)  (Molecular Pain (Web))
巻： 9  号： Feb  ページ： 9:7 (WEB ONLY)  発行年： 2013年02月 
JST資料番号： U7031A  ISSN： 1744-8069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 環境汚染物質のカドミウム(Cd)は気道と胃腸管の痛みと炎症の原因となる。TRPA1は感覚神経に発現する非選択的な侵害受容性カチオンチャンネルであるが,その機構は不明である。Ca,Mg,Ba,Znなどにより,活性が調節されるとの報告がある。ここではマウスの培養後根神経節細胞でCdの効果を調べ,非相同的な発現を分子レベルで解析し,さらに,Cdが急性の痛みをin vivoでも起こすかを調べた。野生マウス感覚神経でCdは細胞外Caの除去とTRPA1ブロッカーで阻害される細胞内Ca濃度の上昇を惹き起こした。多くのCd感受性神経細胞はTRPA1のアゴニストであるシンナアルデヒドにも感受性であったが,TRPA1(-/-)のマウス神経細胞の細胞内Ca濃度の反応はなかった。非相同性発現の変異種ではZnへの感受性は少なく,Cdへの感受性も弱化していた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： ニューロン ,  *カドミウム ,  イオンチャンネル ,  *侵害受容体 ,  カルシウム化合物 ,  金属イオン ,  重金属汚染 ,  疼痛 ,  パッチクランプ法
準シソーラス用語： C57BL/6Jマウス ,  *TRPA1 ,  カチオンチャンネル ,  カドミウム汚染 ,  カルシウムイオン ,  急性痛 ,  後根神経節細胞

分類 (2件)： 細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (5件)： マウス ,  カドミウム ,  誘導 ,  痛み ,  TRPA1