文献

J-GLOBAL ID：201302241046903376   整理番号：13A1287694

先進材料・非破壊計測技術 高周波数探触子の非接触空中伝播超音波への適用

著者 (4件)： 矢尾板達也 (ケン・オートメーション) ,  松嶋正道 (宇宙航空研究開発機構) ,  BHARDWAJ Mahesh (The Ultran Group) ,  BHARDWAJ Anuj (The Ultran Group)
資料名： 非破壊検査  (Journal of JSNDI)
巻： 62  号： 7  ページ： 316-317  発行年： 2013年07月01日 
JST資料番号： G0027A  ISSN： 0367-5866  CODEN： HIHKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 非接触空中伝播超音波は水や油等の接触媒質を必要とせずに検査対象物の内部欠陥,はく離,密度分布,組織の評価ができるが,水等の接触媒質を使用する通常の超音波検査手法に比較すると検査対象物を透過させるためには,200kHz~1MHz程度の周波数が使用されている。一方で,検査分解能を向上させるために周波数を上げて短い波長でより小さな欠陥を検出したいニーズがある。高い透過性と高分解能を両立させるために,2MHzの空中伝播探触子を開発した。この探触子は50mmの焦点距離を持つ焦点型探触子で,50mm焦点における大気中での焦点の大きさは1.5mm程である。新しく開発した高周波数の探触子は出力エネルギーを高めることができ,空中伝播超音波でありながら,検査対象物への透過能力を高めることができた。高周波数の内部検査が可能になり,より高精細な検査が行えるようになる。このことは,従来空中伝播超音波では難しいと思われていたアプリケーションヘの適用の可能性を意昧する。

シソーラス用語： 先端技術 ,  材料 ,  非破壊測定 ,  *HF【周波数】 ,  *探触子 ,  内部欠陥 ,  剥離 ,  密度 ,  組織 ,  透過 ,  エネルギー ,  音波伝搬 ,  *超音波検査

分類 (1件)： 非破壊試験  (HB02030F)

引用文献 (2件)：

• 矢尾板達也. 非接触空中伝播超音波の高周波数探触子の適用. 日本非破壊検査協会, 平成24年度秋季講演大会講演概要集. 2012, 141-142
• 矢尾板達也. 非接触空中伝播超音波測定装置の高速化と高密度測定. 日本非破壊検査協会, 平成20年度秋季講演大会講演概要集. 2008, 217-218

タイトルに関連する用語 (7件)： 先進材料 ,  非破壊計測 ,  高周波数 ,  探触子 ,  非接触 ,  伝播 ,  超音波