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J-GLOBAL ID：201302241055317960   整理番号：13A1560509

X線回折を用いた異なる引抜き歪でのパーライト鋼中の転位とセメンタイトの精密なキャラクタリゼーション

Precise Characterization of Dislocations and Cementite in Pearlitic Steels at Different Drawing Strains Using X-ray Diffraction

著者 (6件)： SATO Shigeo (Inst. for Materials Res., Tohoku Univ.) ,  WAGATSUMA Kazuaki (Inst. for Materials Res., Tohoku Univ.) ,  ISHIKURO Mikio (Inst. for Materials Res., Tohoku Univ.) ,  KWON Eui-pyo (Inst. of Multidisciplinary Res. for Advanced Materials, Tohoku Univ.) ,  TASHIRO Hitoshi (Technical consultant) ,  SUZUKI Shigeru (Inst. of Multidisciplinary Res. for Advanced Materials, Tohoku Univ.)
資料名： ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan)  (ISIJ International (Iron and Steel Institute of Japan))
巻： 53  号： 4  ページ： 673-679 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： F0100A  ISSN： 0915-1559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 異なる炭素組成を有する冷間引抜きパーライト鋼の転位特性とサブグレインサイズを,加工硬化機構,特にパーライトコロニーの回転に起因するミクロ組織の変形に焦点を当てて調べるためにX線回折プロファイル解析を用いて解析した。多重回折プロファイルを用いる改良Williamson-Hallおよび改良Warren-Averbach法をフェライト相のミクロ組織パラメータを評価するために適用した。引抜き歪の増加と共に転位密度は増加するが,サブグレインサイズは歪が約0.7までほぼ一定であった。パーライト鋼中のより高い炭素組成はフェライト相のサブグレインの微細化と転位の蓄積に寄与することも示した。さらに,単一線プロファイル解析を,鋼試片から電解抽出によって調製したセメンタイト粉末に対して実施した。セメンタイトラメラの厚みは引抜き歪の増加と共に減少し,0.7の低い歪レベルでセメンタイト相の分解が生ずることを示している。これらのミクロ組織パラメータに基づき,歪レベルの関数としての強化機構を議論している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *共析鋼 ,  *セメンタイト ,  *転位【結晶】 ,  金属組織 ,  *引抜 ,  歪 ,  X線回折

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  金属の結晶構造  (BK06000V)

引用文献 (31件)：

• 1) I. Ochiai, S. Nishida, H. Ohba and A. Kawana: Tetsu-to-Hagane, 79 (1993), 1101.
• 2) H. Ledbetter: Mater. Sci. Eng. A, 527 (2010), 2657.
• 3) W. W. Webb and W. D. Forgeng: Acta Metall., 6 (1958), 462.
• 4) K. Van Acker, J. Root, P. Van Houtte and E. Aernoudt: Acta Mater., 44 (1996), 4039.
• 5) Y. Tomota, P. Lukaナ。, D. Neov, S. Harjo and Y. R. Abe: Acta Mater., 51 (2003), 805.

タイトルに関連する用語 (7件)： X線回折 ,  引抜き ,  歪 ,  パーライト鋼 ,  転位 ,  セメンタイト ,  キャラクタリゼーション