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J-GLOBAL ID:201302241501075070   整理番号:13A1936088

原木シイタケ栽培における放射性物質の影響軽減について(上)

資料名:
巻: 73  ページ: 2-6  発行年: 2013年10月01日 
JST資料番号: L8278A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福島第一原子力発電所事故による放射性物質の汚染により,一部の地域では出荷停止および販売量低下や価格低下が見られる。汚染軽減のための栽培上の取り組みと風評被害に対する根本的な対策が求められている。既にその事故から2年7か月が経過しているが,森林生態系での放射性セシウムの動態については不明な点も多い。葉,枝および幹に付着した放射性物質は落葉落枝により林床に降下し土壌微生物等による分解で土壌に移動し,その多くが表土層に留まり樹木の葉や幹からだけでなく根からの吸収により長期的には森林内で循環すると考えられる。半減期の長い放射性セシウムについては長期的なモニタリングと対策が必要である。平成24年度に実施した,1)きのこ原木等の放射性物質調査,2)安全証明システムの検討,および3)特用林産物産地再生対策事業,の平成25年3月の報告書の内容を2回に分けて紹介した。その調査によれば,福島県内の空間線量率が高い森林では放射性セシウム濃度の測定結果はスギ林では落葉層が最も高く,土壌層(0~5cm)のではその1/4~1/20であり,樹木の部位では葉や枝が高く樹皮,幹材では低かった。樹木部位の放射性セシウム濃度の分布割合は樹木部38~39%,落葉層25~33%,土壌層(0~5cm)28~37%であり,放射性物質のあらゆる場所へ分布していることが分かった。従ってシイタケ栽培地の汚染実態を数値で把握することが重要である。1)放射能汚染の実態:1.1)放射能汚染地図,1.2)ほだ場の汚染状況,1.3)森林生態系での動態;1.3.1)循環する放射性物質,1.3.2)部位別の分布状況,1.3.3)数値の把握と工程管理,1.4)きのこの出荷制限と解除要件,2)食品の基準値およびきのこ原木等の指標値設定の経緯;2.1)食品中の放射性物質の基準値,2.2)きのこ原木および菌床培地の指標値,につき解説した。
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分類 (4件):
分類
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野菜  ,  環境の汚染及び防止  ,  食品の汚染  ,  土壌汚染 
引用文献 (5件):
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