抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
渦活動が活発な北西太平洋において,続流より切離された暖水渦は北方への熱輸送,混合域の水塊形成や生物過程などに大きな影響を与えるため,その分布や構造,時間発展の理解は重要な課題である。先行研究では,衛星や船舶による観測でその理解がされてきた。そしてItoh et al.(2011)は,渦中を長期間漂流していたArgoフロートによる高時間分解能の観測から,渦の時間発展を報告した。本研究では,140-160°E,25-45°N,2001-2011年の範囲で渦中を長期間漂流していたフロートを抽出し,先行研究ではみられなかったような渦の時間発展を調べ,その結果,海面高度データで確認した渦-渦相互作用の時期に,水の変質,渦の強化が観測された。(著者抄録)