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J-GLOBAL ID：201302241750954695   整理番号：13A1835515

20年東京五輪に最先端原子炉の明かり灯す 人類史的知見をもとに避難住民の早期帰還を

著者 (1件)： 河田東海夫 (原子力発電環境整備機構)
資料名： エネルギーレビュー  (Energy Review)
巻： 33  号： 12  ページ： 19-20  発行年： 2013年11月20日 
JST資料番号： L0936A  ISSN： 0289-2804  CODEN： EREBE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2020年オリンピックの東京開催が決まった。2020年までに最低限成し遂げておくべきことは,福島県民が,原発事故に関する問題は全てコントロールされていると実感でき,事故や汚染の不安から開放される状態を実現することで,最優先事項は住民避難の完全解消である。具体的には,除染を行っても数年以内に年間20mSv未満達成が見込めない地域の住民の集団移住と,年間20mSv未満であるが汚染が残留する地域への早期帰還である。汚染が残留する地域での生活を考える場合,帰還時の年間線量よりも,そこに生涯住み続ける場合の累積線量の方が重要な考慮因子である。欧州諸国の幾つかの国では,自然放射線の年間被曝が日本人の2~3倍あり,生涯線量は300~600mSvにのぼる。「00~600mSvの生涯線量は安全」という認識の共有化は,避難住民の早期帰還の成否に関わる重要事項である。暫定線量目標の設定は,住民がそれを納得しなけえば意味をなさない。その設定とそれに基づく帰還計画作りの過程に,住民自身にも関与してもらうことで,自らが納得する早期帰還が実現することを願う。

シソーラス用語： *避難 ,  *被曝線量 ,  *原子炉事故 ,  *放射能汚染 ,  放射能除染 ,  *パブリックアクセプタンス ,  自然放射線 ,  情報共有 ,  国際放射線防護委員会
準シソーラス用語： *避難民 ,  *福島原発事故 ,  ICRP

分類 (1件)： 社会問題  (MA01070S)

タイトルに関連する用語 (10件)： 東京 ,  最先端 ,  原子炉 ,  明かり ,  人類 ,  もと ,  避難 ,  住民 ,  早期 ,  帰還