脆性欠陥の選択的除去によるリサイクル細骨材の品質改善

OGAWA Hideo; NAWA Toyoharu

文献

J-GLOBAL ID：201302243327591848 整理番号：13A0363001

脆性欠陥の選択的除去によるリサイクル細骨材の品質改善

Improving the Quality of Recycled Fine Aggregate by Selective Removal of Brittle Defects

出版者サイト {{ this.onShowPLink() }} 複写サービスで全文入手 {{ this.onShowCLink("http://jdream3.com/copy/?sid=JGLOBAL&noSystem=1&documentNoArray=13A0363001&COPY=1") }}
高度な検索・分析はJDreamⅢで {{ this.onShowJLink("http://jdream3.com/lp/jglobal/index.html?docNo=13A0363001&from=J-GLOBAL&jstjournalNo=U0424A") }}

著者 (2件)： ,
資料名：
巻： 10 号： 12 ページ： 395-410 (J-STAGE) 発行年： 2012年
JST資料番号： U0424A ISSN： 1347-3913 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

粉砕したリサイクル骨材は,亀裂,細孔,空隙などの脆性欠陥を有する粒子を含んでいる。本稿は,これらの欠陥を選択的に除去することによりリサイクル細骨材の品質を改善する方法を提示した。ジョークラッシャ,ボールミルおよびグラニュレータの3種の処理装置により14のリサイクル細骨材を製造した。モルタルの流動性および強度に対するリサイクル細骨材の影響を多変数解析により評価した。その結果,流動性は主にリサイクル細骨材の充填率および0.075mm篩下の成分量により影響されることが示された。リサイクルモルタルの圧縮および曲げ強度はいずれも充填率により影響されなかったが,骨材中の欠陥とその表面の平滑度により影響を受けた。加えてボールミルあるいはグラニュレータ処理により生じる研磨作用は,リサイクル細骨材の充填率を増し骨材中の欠陥率を減らす両方の効果があることを結果は明確に示した。さらにグラニュレータを用いるとボールミルを用いた場合よりも粒子の粒子表面は不規則になり,その結果グラニュレータによるモルタルの強度は高くなることを定量的に明らかにした。モルタル中のリサイクル細骨材にかかる曲げ応力により生じる割れの配置は,骨材のタイプにより異なった。さらに放出CO₂の計算量とリサイクルモルタルの圧縮強度は,リサイクル細骨材は過度に磨かれるべきではないことを示した。(翻訳著者抄録)

, , , , , , , , , , , , ,

骨材

引用文献 (52件)：

Abe, M., (1997). “Recycled aggregate for concrete.” Concrete Journal, 35(7), 42-47. (in Japanese)
Aqil, U., Tatsuoka, F., Uchimura, T., Lohani, T. N., Tomita, Y. and Matsushima, K., (2005). “Strength and deformation characteristics of recycled concrete aggregate as a backfill material.” Soils and Foundations, 45(5), 53-72.
BS8500-2., (2006). “Aggregates.” Commentary on fine RCA and fine RA, 4.3
Chemical industry company., (2000). “Crush” Factory Operation Series, (1), 270-279. (in Japanese)
Chidiroglou, I., Goodwin, A. K. and Laycock, E., (2006). “Particle shape of crushed concrete.” Concrete International, (49), 336-341.

, , , ,

前のページに戻る