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J-GLOBAL ID：201302243495411987   整理番号：13A1267880

エコマテリアルの新潮流 バイオマス資源からの高性能ポリエステル合成

著者 (2件)： 廣江綾香 (東京工大 大学院総合理工学研究科) ,  柘植丈治 (東京工大 大学院総合理工学研究科)
資料名： ケミカルエンジニヤリング  (Chemical Engineering (Tokyo))
巻： 58  号： 8  ページ： 598-605  発行年： 2013年08月01日 
JST資料番号： F0134A  ISSN： 0387-1037  CODEN： CMNGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PHAは,自然界の微生物細胞内にエネルギー・炭素貯蔵物質として合成・蓄積される脂肪族ポリエステルで,ヒトにおける脂肪と同様,エネルギーが枯渇すると分解され,菌体を維持するために利用される.微生物細胞内に蓄積されるPHA量は,一般に乾燥菌体重量で細胞全体の30%程度であるが,驚くべきことに90%を超える菌も存在している。1925年にBacillus megateirum細胞内にてPHAが確認されて以来,現在では200種類以上のPHA合成菌が報告されている.PHAは先に述べた生分解性に加え,熱可塑性,生体適合性を有しており,これらの性質から,機能性高分子材料として利用するための研究が進められてきた。本稿では,これまでに報告されているさまざまなPHAとその物性,また高性能なPHAのひとつである超高分子量体のPHAについて実生産へ向けた取り組みと今後の展望について概説した。微生物産生ポリエステルの種類と物性,超高分子量体ポリエステルの発酵生産,大腸菌におけるP(3HB)の分子量・生産量制御などについて解説した。

シソーラス用語： 材料 ,  リサイクル ,  環境影響 ,  環境保全 ,  潮流 ,  *バイオマス ,  高分子 ,  *ポリエステル ,  化学合成 ,  巨大菌 ,  微生物分解性 ,  熱塑性 ,  生体適合性 ,  機能性高分子 ,  高分子量 ,  生産 ,  大腸菌 ,  制御 ,  生産量
準シソーラス用語： *エコマテリアル ,  *高性能高分子 ,  Bacillus megaterium ,  生分解性 ,  熱可塑性 ,  超高分子量 ,  発酵生産 ,  分子量制御

分類 (1件)： ポリエステル,アルキド  (YH07070P)

タイトルに関連する用語 (5件)： エコマテリアル ,  潮流 ,  バイオマス資源 ,  高性能 ,  ポリエステル