文献
J-GLOBAL ID:201302244054037008   整理番号:13A1088211

イネ由来のシアン酸リアーゼの部分配列である新規カチオン性α-らせんドデカペプチドの抗菌活性と作用機構

Antimicrobial activity and mechanism of action of a novel cationic α-helical dodecapeptide, a partial sequence of cyanate lyase from rice
著者 (12件):
資料名:
巻: 42  ページ: 55-62  発行年: 2013年04月 
JST資料番号: W0486A  ISSN: 0196-9781  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
イネ(Oryza sativa L.japonica)由来のシアン酸リアーゼ(CL,EC4.3.99.1)のN末端近くの部分領域であるドデカペプチドCL(14-25)は3つのアルギニンと2つのリシン残基を含む。それは新しいカチオン性α-らせん抗菌ペプチドであった。歯周病原菌であるPorphyromonas gingivalisに対するCL(14-25)の抗菌活性を,生細胞由来のATPを測定する化学ルミネセンス法により定量的に評価した。P.gingivalis細胞に対するCL(14-25)の50%増殖阻害濃度は145μMであった。800μMの濃度でもCL(14-25)は溶血活性を示さなかった。グラム陰性細菌の膜成分を模倣する巨大単層小胞(GUV)を用いたとき,顕微鏡像解析はCL(14-25)が界面活性剤様にGUVを破壊することを示唆した。従って,CL(14-25)は膜破壊を通じて抗菌活性を示すようである。CL(14-25)のカチオン性アミノ酸残基の,抗菌活性に対する寄与を調べるため,筆者らは,CL(14-25)のN末端またはC末端から1つまたは2つのカチオン性アミノ酸残基を欠失させた4つの切断型CLアナログを合成した。切断型CLアナログにより誘導される大型単ラメラ小胞(LUV)からのカルセイン漏出の度合いと,P.gingivalisからの3,3′-ヨウ化ジプロピルチアジカルボシアニン(diSC3-5)放出は,それらの抗菌活性と密接に関連した。N末端からアルギニン残基1つを,またC末端からリシン残基1つを除去した切断型CLアナログは,抗菌活性を維持した。しかし,N末端からアルギニン残基2つを,またC末端からアルギニン残基1つとリシン残基1つを除去することにより,更に切り詰めたCLアナログは稀にしか抗菌活性を示さなかった。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  植物の生化学  ,  抗細菌薬の基礎研究 

前のページに戻る