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J-GLOBAL ID:201302244499753749   整理番号:13A0645370

ZDDPの耐摩耗性の化学:結合古典的分子動力学(MD)法及びタイトバインディング量子化学MD法(TB-QCMD)

Antiwear Chemistry of ZDDP: Coupling Classical MD and Tight-Binding Quantum Chemical MD Methods (TB-QCMD)
著者 (5件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 31-39  発行年: 2013年04月 
JST資料番号: W1933A  ISSN: 1023-8883  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ジアルキルジチオリン酸亜鉛(ZDDP)は,最近,ほとんどのエンジン油内に用いられている鋼表面のための耐摩耗性添加剤である。その添加剤の活性化メカニズムは,摩擦化学反応に基づいている。これらの反応は,圧力と剪断の組合せ効果の下での接触領域において発生する。これらの反応は,硬質/軟質酸/基剤(HSAB)原理(すなわち,化学的硬度モデル)に基づいて予測可能である。ここでは,「古典的MDとタイトバインディング量子化学MDを組合せたハイブリッド技法の利用による計算機シミュレーションによって,そのHSAB原理よりも,非常に精度の高い反応を記述できる」ことを明らかにする。本研究では,ZDDPの基本的な摩擦化学反応の一つとして,「圧力と剪断の下でのアブレシブ金属酸化物ナノ粒子と反応する亜鉛重合リン酸塩の能力」に焦点を当てた。その結果から,「その反応の駆動力は,主として,分子剪断とエントロピー,さらに温度などの増加である」ことを明らかにする。また,鋼組成内の添加物要素から発生するほかの金属酸化物粒子の事例についても調べた。その結果から,「酸化鉄と同じ方法で,酸化マンガンと酸化クロムなどが除去され,また,この現象は,X線マイクロアナリシス及びFIB-TEM特性づけなどによって把握された実験データと一致する」ことを明らかにする。最終的には,Al/Si合金の事例を調べ,「シリカ粒子と対向したアルミナ粒子は,リン酸亜鉛によって,ほとんど消化されない」ことを明らかにした。このトライボ現象は,「アルミニウム合金におけるZDDPは,なぜ優れた耐摩耗性添加剤でないのか,また,その合金内におけるケイ素結晶粒の存在は,なぜ有利であるのか」について正確に説明している。Copyright 2012 Springer Science+Business Media New York Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
分類
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内燃機関一般  ,  石油添加剤とその影響  ,  機械的性質  ,  潤滑一般  ,  金属の機械的性質 

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