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J-GLOBAL ID：201302244898531636   整理番号：13A1696639

ほんのわずかな光学-サイクルパルスによって誘導されたClaisen再配列の新しい反応メカニズム:フェムト秒振動分光法による非熱化学の実証

A new reaction mechanism of Claisen rearrangement induced by few-optical-cycle pulses: Demonstration of nonthermal chemistry by femtosecond vibrational spectroscopy

著者 (8件)： IWAKURA Izumi (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  IWAKURA Izumi (Univ. Electro-Communications, Tokyo, JPN) ,  IWAKURA Izumi (Kanagawa Univ., Yokohama, JPN) ,  YABUSHITA Atsushi (National Chiao-Tung Univ., Hsinchu, TWN) ,  LIU Jun (Univ. Electro-Communications, Tokyo, JPN) ,  OKAMURA Kotaro (Univ. Electro-Communications, Tokyo, JPN) ,  KEZUKA Satoko (Tokai Univ., Kanagawa, JPN) ,  KOBAYASHI Takayoshi (Univ. Electro-Communications, Tokyo, JPN)
資料名： Pure and Applied Chemistry  (Pure and Applied Chemistry)
巻： 85  号： 10  ページ： 1991-2004  発行年： 2013年10月 
JST資料番号： H0385A  ISSN： 0033-4545  CODEN： PACHAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ほんのわずかな光学サイクルをもつパルスレーザーを用いた時間分解振動分光法により反応プロセスを観察することによって,Claisen再配列反応を直接観察した。分子振動の瞬間波数の変化として,TSを含んだ,電子基底状態での”非熱Claisen再配列”プロセス中での分子構造変化を観察し,電子基底状態での非熱Claisen再配列の反応メカニズムを明らかにした。観察された反応プロセスの動力学から,2種類のClaisen再配列の反応プロセスが異なるにもかかわらず,非熱Claisen再配列プロセスの反応メカニズムを明らかにするための重要な情報が得られた。Claisen再配列が,最小励起エネルギーよりも非常により低い光子エネルギーで,分子振動期間よりも非常により短い超短パルスでポンピングすることによって分子振動が励起される場合に,試料の電子基底状態で進行することが確認された。

シソーラス用語： *Claisen転位 ,  *レーザ分光法 ,  *時間分解分光法 ,  振動分光法 ,  物理化学 ,  パルスレーザ照射 ,  反応機構 ,  再構成 ,  基底状態 ,  Ramanスペクトル
準シソーラス用語： *フェムト秒分光法 ,  熱化学

分類 (2件)： 転位反応,異性化  (CF02070E) ,  有機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子)  (BH06033S)

物質索引 (2件)： アリルビニルエーテル ,  アリルフェニルエーテル

タイトルに関連する用語 (10件)： 光学 ,  サイクル ,  パルス ,  誘導 ,  再配列 ,  反応メカニズム ,  フェムト秒 ,  振動分光法 ,  熱化学 ,  実証