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J-GLOBAL ID：201302244931728998   整理番号：13A0286927

ヒドロキシフェニルイミダゾピリジンの励起準位分子内プロトン移動(ESIPT)発光: 固相における増強多形依存ルミネセンスの計算研究

Excited-State Intramolecular Proton Transfer (ESIPT) Emission of Hydroxyphenylimidazopyridine: Computational Study on Enhanced and Polymorph-Dependent Luminescence in the Solid State

著者 (5件)： SHIGEMITSU Yasuhiro (Industrial Technol. Center of Nagasaki, Nagasaki, JPN) ,  SHIGEMITSU Yasuhiro (Nagasaki Univ., Nagasaki, JPN) ,  MUTAI Toshiki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  HOUJOU Hirohiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ARAKI Koji (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 116  号： 49  ページ： 12041-12048  発行年： 2012年12月13日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒドロキシフェニルイミダゾピリジン(HPIP)は溶液より固相で蛍光が著しく増大する。その励起準位分子内プロトン移動(ESIPT)機構を実験およびDFT計算(B3LYP/cc-pVDZ)で検討した。HPIPには2つの結晶型があるが分子間相互作用は過大ではないとして,単分子のケト型およびエノール型について構造を最適化し,基底および第一,第二励起状態のポテンシャルエネルギー面(PES)を計算した。基底のエノール型構造は低エネルギーでC-C結合の回転を生じて励起ケト型に転移し,芳香環がほぼ直交するため無放射遷移や2量体の形成を抑制して,固相の強い蛍光を生じる。2つの結晶型の蛍光色(青紫と黄)の相違はケト型構造の分子捩れ角の相違に起因すると考えられる。

シソーラス用語： *フェノール類 ,  *窒素複素環化合物 ,  プロトン移動 ,  分子内相互作用 ,  励起状態 ,  多形 ,  光増幅 ,  密度汎関数法 ,  互変異性 ,  構造最適化 ,  基底状態 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  C-C結合 ,  二量体 ,  角度 ,  分子充填 ,  積層構造 ,  分子結晶 ,  無放射遷移 ,  エキシマ ,  励起エネルギー ,  *ルミネセンス ,  *イミダゾール類 ,  ねじれ角 ,  *ピリジン類 ,  蛍光増強 ,  改変
準シソーラス用語： B3LYP法

分類 (4件)： 芳香族単環フェノール類・多価フェノール  (CF05090V) ,  ピリジン  (CF07095Q) ,  イミダゾール  (CF07083X) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A)

物質索引 (1件)： 2-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-2-イル)フェノール

タイトルに関連する用語 (8件)： プロトン移動 ,  ESIPT ,  固相 ,  増強 ,  多形 ,  ルミネセンス ,  計算 ,  研究