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J-GLOBAL ID：201302246147169314   整理番号：13A0893356

o-(フルオロジメチルシリル)フェニルアニオンの反応性に対する対カチオン効果

Countercation Effect on Reactivity of o-(Fluorodimethylsilyl)phenyl Anion

著者 (4件)： KAWACHI Atsushi (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  TERANISHI Takuya (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  DEGUCHI Takuma (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  YAMAMOTO Yohsuke (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN)
資料名： Heteroatom Chemistry  (Heteroatom Chemistry)
巻： 24  号： 1  ページ： 53-57  発行年： 2013年 
JST資料番号： W0211A  ISSN： 1042-7163  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 両親媒性求核試薬として合成化学的に有用なo-(フルオロジメチルシリル)フェニルリチウムの欠点である二量体の生成傾向を,対カチオンとしてリチウムの代わりにマグネシウム,亜鉛を用いると顕著に抑制できることを報告する。o-(フルオロジメチルシリル)フェニルリチウムは0°Cでも77%,室温では95%の収率で二量体化する。この二量体の生成は12-クラウン-4の添加によって室温で24%まで抑制でき,対カチオンを銅に替えた場合もある程度まで抑制された。臭化マグネシウムの添加によって対カチオンをマグネシウムに替えると二量体生成は10%に留まり,塩化亜鉛を添加した場合は二量体の生成を全く認めなかった。最良の結果を与えたビス[o-(フルオロシリル)フェニル]亜鉛求核試薬の構造をX線結晶解析,DFT計算,およびAIM分析によって検証した。

シソーラス用語： リチオ化 ,  有機ケイ素化合物 ,  二量化 ,  有機銅化合物 ,  有機マグネシウム化合物 ,  有機亜鉛化合物 ,  結晶構造 ,  臭化マグネシウム ,  塩化亜鉛 ,  X線構造解析 ,  密度汎関数法 ,  リチウム錯体 ,  シアン化物 ,  *有機金属化合物 ,  *アニオン ,  *対イオン ,  *カチオン ,  *反応性 ,  クラウンエーテル ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： DFT計算 ,  *対カチオン

分類 (2件)： 有機金属化合物一般  (CF09010N) ,  有機半金属・有機金属化合物の結晶構造  (BK08040B)

物質索引 (9件)： 12-クラウン-4 ,  9,10-ジヒドロ-9,9,10,10-テトラメチル-9,10-ジシラアントラセン ,  イソプロピルアルコール ,  フェニルジメチル(イソプロピルオキシ)シラン ,  ジメチルフルオロ(2-ブロモフェニル)シラン ,  ジメチルフルオロ(2-リチオフェニル)シラン ,  ビス[2-(フルオロジメチルシリル)フェニル]銅(II) ,  ビス[2-(フルオロジメチルシリル)フェニル]マグネシウム ,  ビス[2-(フルオロジメチルシリル)フェニル]亜鉛

タイトルに関連する用語 (1件)： カチオン