抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,アルコキシシランを用いた一般的なゾル-ゲル法によって合成することができる,新たに開発したシリコーン(有機ポリシロキサン)組成の柔軟多孔性ゲル「マシュマロゲル」を取りあげ,その合成方法や主な機能・特徴,今後の課題について説明した。具体的には,このマシュマロゲルは優れた疎水性・親油性を備え,水と油を効率的に分離する媒体としての応用が期待できる。また,前駆体(モノマー)の種類を変更するなどして,その柔軟性や撥液性を制御することが可能となるため,様々な分野での応用が期待できる。一方で,この材料は低密度で非常に柔らかいため,引っ張り・剪断応力や摩擦には比較的弱く,その強度を向上させることが今後の課題として残されていること,等を述べた。